メディカルライターの人たちへ
日本語の文章がわかりにくくてかなわんわー。
翻訳させられる人のこともちょっとは考えてほしいわー。
もうちょっと簡潔明瞭に書いてほしいわー。
頼むわー。
« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »
日本語の文章がわかりにくくてかなわんわー。
翻訳させられる人のこともちょっとは考えてほしいわー。
もうちょっと簡潔明瞭に書いてほしいわー。
頼むわー。
近日中に医学薬学分野の無料添削サービスを開始します。
内容はこれまでの有料サービスと同じです。
太っ腹!
製薬会社の社内で英語文書を読んだり、
英文を書いたりした人は多いでしょうけど、
リタイヤしてフリーランスの翻訳者になったら、
自己流の翻訳や社内だけで通用していた翻訳はやめましょう。
たとえば、
「この部分は大して重要じゃないから訳さないほうがいいだろう」のように自分勝手に原文から引いてはダメです。
それと、
「この部分を補足しないとわかりにくいから補充しておいてやろう」のように自分勝手に原文に足してもダメです。
また、
余程信頼されていれば別でしょうけど、
「論理の流れが悪いから、順序を入れ替えておいてやろう」というのもダメです。
製薬会社をリタイヤした人は十分な専門知識をお持ちで語学力のある人も多いでしょうから、
以上のようなフリーランス翻訳者のルールを翻訳学校や通信教育でちゃちゃっと学べば即戦力になれるかもしれません。
癌、心血管系疾患、認知症などなど、
詳しいメカニズムがわかってきたせいか、
報告書等の文書の内容も専門的になり、
翻訳する以前に理解することさえ難しくなっています。
医学翻訳の作業の7割程度は原文を解釈することと考えられるため、
製薬会社などで実務に関わってきた専門知識のある人でないと対応できなくなっています。
今後は英語と日本語ができるだけでは医学翻訳で稼ぐことは難しくなります。
でも、英語と日本語ができなければ医学翻訳は絶対できません。
製薬会社をリタイアした人の中には、
専門知識があって語学もできる人はたくさんいるでしょうから、
医学翻訳の業界にチャレンジしてみてください。
代わりに私が医学翻訳の仕事からリタイヤします。
大量ボリュームの英訳の依頼がきました。
タイトルは「~の無作為化第III相試験」。
お盆のあたりまで、
翻訳仕事も忙しくなりそうです。
翻訳学校で医学翻訳の勉強をしても、
通信教育で医学翻訳の添削を受けても、
照会事項の翻訳(特に英訳)となるとどのように書いたらいいのか迷うのではないでしょうか?
では、どのような準備をすればよいか。
参考となる文章をできるだけ多く利用できる状態にしておくこと、
そして、照会事項に特有の表現に慣れておくことが大切です。
実際の翻訳作業では、
原文の意味をしっかり理解した上で、
自分の頭の中とパソコンの中にある文例を活用して訳出すればOKです。
イートモにはすでに多くの照会事項の参考対訳が収録されていますが、
さらに多くの照会事項とその回答に関する参考対訳を収録し、
次のバージョン以降で紹介します。
新規に収録する対訳の一例を示します。
先日まで前立腺癌治療薬の添付文書を対訳化して、
イートモに収録する作業を行っていました。
次に、先日も話題になった照会事項の対訳化に取り組みます。
照会事項はそのまま対訳化するわけにはいかないので、
固有名詞や数値等に大幅な加工を加えつつ、
センテンスベースでイートモデータベースに収録していきます。
照会事項に関する対訳はすでにたくさんイートモに収録されていますが、
これでますます充実します。
最近のコメント