先日、ホームタウンの仙台に行ってきました。
あの地震の痕跡はまったく見られず、繁華街は地震前よりもまして発展しているようでした。一方、津波が襲った沿岸部は復興の途中です。仙台の沿岸部にできていた新興住宅は壊滅しました。環境がいいからと沿岸部に住宅を建てたみなさんは災難でした。住宅を建てるときは場所を選ばないといけませんね。
昔から沿岸部には家を建てちゃいけないという言い伝えがあったのですが、言い伝えを守らなかったのが不幸な結果になりました。それに対して、仙台駅の東口の発展はすごいです。昔は戦後に建てられたバラックばかりだったのに、たくさんの大きな建物ができました。仙台駅の西口と比べて歩いている人が少ないので、将来、ゴーストタウンになるのではという一抹の不安はあります。
2年前に「翻訳だけの収入じゃ田舎に家も買えない」と書きましたが、
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-5fef.html
現在では一戸建ての価格はますます高くなっているようで、2年前の価格が安く感じられるほどです。
仙台と東京の物件を比較したのが↓です。町田や八王子の物件のように、雨の日も暑い日もバスに乗って駅まで行って、そこから超満員電車で通勤するとはご苦労なことです。ローンを払ってまでそのような場所に住むなんて私には理解できません。でも、そのような人たちが日本を支えているのかもしれません。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-d277.html
仙台では、一戸建てだけではなく、新築マンションの値段も信じられないほど高くなっています。
http://suumo.jp/ms/shinchiku/miyagi/sa_sendai/
本当にこの価格で仙台にマンションを買って住もうと考えているのかと疑いたくなります。投資マネーが入っているのかな? ↓のようなことを書いている人もいるので注意が必要かと思います(マイホームの購入を検討している方は読んでおいたほうがいいかもです 必読!)。この著者によると、駅からさらにバスに乗る必要があるような物件は売りに出しても買い手がつかなくなるとのことです。数千万円のローンを組んで買った方、残念でした。でも、買い手がいないだけで、自分たちが住み続ければいいだけです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B073DBNJ6R/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

いずれにしても、翻訳だけの収入じゃ田舎に家を買うのが厳しくなっています。馬力のある40歳ごろまでに翻訳でがっぽり稼いで投資資金を確保しておく必要があります。翻訳と投資の2つの財布を用意しておきましょう。翻訳セミナーとか翻訳講座とかに貴重な時間を使ったり、英検やTOEICなど医学翻訳と関係ないことをお勉強して、「将来、翻訳のお仕事ができればいいなー」なんてのんきなことを言っていたら、稼ぐ前におじいさん、おばあさんになってしまいます。
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