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2017年11月28日 (火)

日馬富士の暴行事件 疑惑の診断書

日馬富士の暴行事件が大変なことになっています。

どういう決着になるのか、それはそれで興味があります。

来年初場所のチケットを予約しているんだけど、国技館で開催されるのかな?

さて、医学翻訳者として気になるのは、疑惑の診断書。

「4)右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」

「の疑い」がどれにかかっているかです。

「4)右中頭蓋底骨折の疑いおよび髄液漏の疑い」

が実際のコンディションらしいです。だったらそのように書けよと言いたくなりますが(ぐっと我慢)、医薬系の文書では同類の記述をたくさん見かけます。

内容と前後の文脈から容易かつ明確に判断できる場合はいいのですが、そうでない場合は、先日も書いたように、翻訳会社から製薬会社に質問してもらうといいと思います。あるいは、コメントを付けるということもいいかもしれません。

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/well-closed-con.html

とにかく、推測で訳して、後々問題になったときに自分の責任にならないようにすることです。製薬会社からの回答はしっかり残しておく(たぶん翻訳会社が保存していると思います)。

ちなみに、グーグル様で訳してみると、

4)右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い

4) right middle skull fracture, suspected cerebrospinal fluid leak

と出てきます。

結果は誤訳です。

製薬会社に質問している時間がないときやとっとと仕事を終わらせたいときには、私だったら、

4) right middle skull fracture, cerebrospinal fluid leak (suspected)

のように訳すかな。これだったら、原文と同じく訳文もあいまいになります。良いところも悪いところも原文を反映したものが訳文ですから。

自分の責任にならないようにして、製薬会社の判断に任せます。

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