AIが医学翻訳に導入されると儲かるの?
【イートモの制作・販売責任者からのごあいさつ】 に
フリーランス医学翻訳者の皆様。イートモで武装し、ワンランク上の収入を得て、豊かな生活をおくりましょう!
と、リンクをはったのですが、今後の医学翻訳業界はどのような仕事のしかたになるのか、翻訳仕事をリタイヤしたMedical Translator NARITAには見通せないところがあります。よって、無責任に情報を流すことはできないので、上のリンクをはずすことにしました。
これまではパソコンの高性能化やインターネットの普及で、よほどあこぎな翻訳会社でないかぎり、医薬系の英訳専門ならばサラリーマンの収入を超え(2倍、3倍)、それを維持することはできました。これは事実です。
今後のことですが、やはり、AIがもし医学翻訳に部分的または全面的に導入された場合、医学翻訳フリーランスにはどのような作業や役割が求められるのがわからないところがあります。翻訳センターなどいくつかの大手翻訳会社の動向を見ると、AIが産業翻訳に利用されるのは確かなのでしょう。もしAI時代になったら、医学翻訳フリーランスは今までよりも、楽して儲かるのか、辛いけど儲かるのか、辛くて儲からないのか、わかりません。辛くて儲からないなら、だれもやる人はいなくなるな。どのような状況にも対応できるように、翻訳スキルを高めて、必要な知識を仕入れていくしかないです。できれば楽して儲かる、最低でも辛いけど儲かるような業界になるように、リーディングカンパニー翻訳センターの東社長さんに期待しましょう。
クラウド翻訳サービスなんてものもいくつか出てきました。昔は1社しかなかったけど、最近増えているね。IT技術の進歩はすごいです。まぁ、今はゴミみたいな仕事しかないので、小遣い稼ぎにもなりゃしない。そんなところの翻訳をしている人は、ゴミ捨て場をあさって金目の鉄くずや食料を探しているようにしか見えない。もし医学翻訳ビジネスのメインの文書がクラウド翻訳サービスに出るようになったら、医学翻訳業界は激変することになるな。もしそういう時代が来たら、「ゴミ捨て場」なんて言ってごめんな。でも、製薬会社の研究開発費に占める翻訳費は微々なるものだから、製薬会社が手間をかけて、リスクをおかしてまで微々たる経費を削減しようとすることはないとは思いますけどね。
改めてクラウド翻訳のサイトを見てみたけど、やはりゴミ捨て場。
群衆(crowd)でもあり、雲(cloud)でもあり。まさにスモーキーマウンテン。
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コメント
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>でも、製薬会社の研究開発費に占める翻訳費は微々なるものだから、製薬会社が手間をかけて、リスクをおかしてまで微々たる経費を削減しようとすることはないとは思いますけどね。
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医療分野の場合は、ヤバイのはクラウド翻訳サービスよりAIだと思います。
「うちは医療用NMT使ってるから、ちょっとポストエディットするだけだし、安くしろ」とは
「今のところ」はどこからも言われてませんが、
今後はどうなるかわからないですねw
投稿: ローズ三浦 | 2018年1月12日 (金) 15時05分
内容が似ているから安くしろとか、
似た参考資料をやるから安くしろとか、
安くしろ攻撃は今に始まったことではないけどね。
NMTも安くしろ攻撃のいい理由になるかもね。
NMTを使っているから安くしますという翻訳会社も出てくるでしょ。
大元の翻訳発注者とか、
さらには製薬会社にとっては、
値引きなんかよりも、
時間のむだだから合い見積もりなんかとることよりも、
NMTでもなんでもいいから、
研究開発の進捗を妨げないように訳文をちゃんと用意してくれよと。
医薬品の承認・販売開始が1日遅れただけで莫大な利益が逸失するんだよ。
翻訳で微々たる節約しても何にもならない。
むしろマイナス。
下々の者が忖度しているんだか、
自分の手柄にしたいんだか、
研究開発の足を引っ張るようなことをしている。
投稿: Medical Translator NARITA | 2018年1月12日 (金) 17時58分