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2018年2月11日 (日)

「幅」

3連休だというのに、医学翻訳の勉強やお仕事、ご苦労さまです。

突然ですが、「幅」って英訳しにくいですよね。

「幅」については以前にも検討したことがありました。

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/the-degree-of-1.html

例えば、イートモ対訳の一例。

Samplehaba

和文では「幅」となっているけど、内容を読むと「~から~まで」という範囲の意味と読み取れます。

つまり、rangeが使えると一瞬で判断する必要があります。

イートモは主に英訳のトレーニングと仕事に役立つように、可能な限り、英語と日本語が一対一になるように作成されています。

本疾患には、表層性胃炎や消化性潰瘍から胃癌や粘膜関連リンパ組織リンパ腫まで重症度に幅がある

と英訳しやすいようになっていますが、翻訳仕事の現場では、

本疾患の重症度は表層性胃炎や消化性潰瘍から胃癌や粘膜関連リンパ組織リンパ腫までと幅がある

のような和文になっているかもしれません。

ここでも英訳しやすいように和文原稿を読み替えることが大事です。

個々の専門用語はライフサイエンス辞書で調べればOK。

訳例を以下に示します。

Samplehaba2_2

時間があれば、医学翻訳のプロも、rangeと幅の組み合わせでイートモ検索して、確認してみるのもいいでしょう。

一例です。

Samplehaba3

医薬系の英訳の学習中の方はトレーニングモードに切り替えて、実際に英訳してみましょう。

Samplehaba4

専門用語はライフサイエンス辞書やグーグルで調べてください。

「小児」や「発生率」のような準専門的な用語や表現については、さらにイートモで検索して、同様に専門用語の調査や英訳トレーニングをしてね。

辛いけど、この繰り返しを地道にやっていくしかないんです。

医薬系の英訳に夢のような法則はありません。

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-4ddf.html

翻訳スクールの先生のようにうまく説明できませんが、医薬系の英訳作業のステップは以下のように非常にシンプルです。

1. 医薬系の情報や知識を駆使して、和文原稿を英訳しやすいように読み替える。逆に言うと、医師や研究者になるわけではないので、英訳依頼された和文原稿を英訳しやすいように読み替えるのに必要な医薬系の情報や知識を入手すれば十分。

 2. イートモなどの資料で仕入れた用語や表現を利用して、英訳しやすいように読み替えた和文原稿を英語で記述する。

医薬系の英訳のプロは日々これをやっています。

翻訳仕事が楽しいという人もいるかもしれませんが、Medical Translator NARITAには苦痛の連続でした。翻訳仕事は辛いもの。楽で楽しい仕事だったら、逆にお客さんにお金を払わないとw。

仕事だから、食っていくためにやったけどね。

楽しいと思ったことは一瞬もなかった。

今は解放されて楽になりました。

昔、私がスカウトしたF氏も翻訳業を去年廃業しました。他にできることがあるんだったら、それが正解だ。

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