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2018年2月 9日 (金)

薬物動態

one wordで表すならば、ご存知、pharmacokinetics。

問題は単数扱いか、複数扱いかです。

原則として単数扱いのようです。

小学館ランダムハウスに何の迷いもなく、そう載っています。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/pharmacokinetics/

イートモの対訳を少しご紹介します。

Samplepharmacok

上記のように、単数扱いと複数扱いがごっちゃになっています。

AMA Manual of Styleを持っている人は調べてみてください。

AMA Manual of Styleに載っていれば、それが正しいのでしょうが、情報交換の現場では統一されていないようです。

世界最大の製薬企業、ファイザーのウェブサイトを少し調べた範囲では、pharmacokineticsは複数扱いのようです。

The pharmacokinetics of AVINZA have not been studied in elderly patients.

The pharmacokinetics of AVINZA were shown to be dose-proportional over a single oral dose range of 30 to 120 mg in healthy volunteers and a multiple oral dose range of at least 30 to 180 mg in patients with chronic moderate to severe pain.

The pharmacokinetics of daptomycin were evaluated in 10 adult subjects with moderate hepatic impairment (Child-Pugh Class B) and compared with those in healthy adult volunteers (N=9) matched for gender, age, and weight.

でも、↓こんなのもある。

The pharmacokinetics of azithromycin in subjects with hepatic impairment has not been established.

これらも対訳化して、イートモ用に編集した後、イートモDBに収録します。

さて、どのように対処したらいいの?

イートモの一部を示します。

Samplepharmacok2

上記のように、pharmacokinetics自体を使わない工夫をするか、pharmacokineticsを主語にしない。

あるいは、いつもMedical Translator NARITAが書いているように、クライアントからの参考資料やウェブサイトの記述のしかたに合わせる。

それとも、pharmacokineticsに限らず、どちらでもいい場合、そんなことに迷って時間を使わずに翻訳会社にどのように対処するか判断させよう。

翻訳会社は受注額の半分を抜いているんだから、翻訳会社の品質管理担当に判断してもらうか、製薬会社に問い合わせてもらいましょう。「翻訳者に任せますよ。テキトーにやってください。」なんて言ってくる翻訳会社は、品質管理担当を置いていない単なる翻訳ブローカーだ。

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コメント

学生のときに英語の成績が良かった人の成功体験なのかな?

辞書、教科書(翻訳スクールのテキスト)、参考書(偉い先生が書いた医学書や英文法の本)が好きな人が多いなー。

テスト(英語や翻訳の検定)も好きだよね。

英語や医学の勉強して知識を増やすことと、医学翻訳で稼げるようになるということは違うんだけど、わかっていない人が多い。

昔からそう。

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