"prescribe" 「処方する」
羽生君、金メダル、すごいね。精神力が強い!
さて、"prescribe" 「処方する」
医学翻訳をやっていれば誰でも知っている用語です。
和訳では、前後の文脈から判断すれば訳出に迷うことはないでしょう。
問題は英訳のとき、その前後の記述をどうするか、です。
一般的に以下のように説明されています(プログレッシブ英和)。
"薬剤 is prescribed to (for) 患者(病気)"の構図です。
おそらくこれが正しいのでしょう。
でも、以下のライフサイエンス辞書コーパスのように、"患者 are prescribed 薬剤"の構図も多くみられます。
グーグル様で"were prescribed"を検索すれば、上記と同じ記述があります。
イートモにも同様の用例があります。
どちらが正しいかを議論するのは言語学者に任せるとして、
医薬系の外注英訳者としては、和文原稿の情報が誤解なく伝わるように記述すればいいんじゃないかと。翻訳料金分の仕事をすれば十分。
迷ったら、・・・・
いつもMedical Translator NARITAが書いているように、クライアントからの参考資料やウェブサイトの記述のしかたに合わせる。
それとも、pharmacokineticsに限らず、どちらでもいい場合、そんなことに迷って時間を使わずに翻訳会社にどのように対処するか判断させよう。
翻訳会社は受注額の半分を抜いているんだから、翻訳会社の品質管理担当に判断してもらうか、製薬会社に問い合わせてもらいましょう。「翻訳者に任せますよ。テキトーにやってください。」なんて言ってくる翻訳会社は、品質管理担当を置いていない単なる翻訳ブローカーだ。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-d8dc.html
品質管理 クオリティーコントロール QC キューシー 休止 急死
偉そうな名前を付けやがって、
数値や訳抜けのチェックは「校正」って言うんだよ。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-161b.html
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