JTF翻訳白書
今日から新年度♪
フリーランス医学翻訳者のみなさんもフレッシュな気分でがんばってください。Medical Translator NARITAはイートモを通じて応援します。
先日、日本翻訳連盟(JTF)から2017年度版翻訳白書というものが発表されました。
翻訳者や通訳者の収入とか、取引している翻訳会社の数とか、いろいろ調査・報告されているわけですが、Medical Translator NARITAが気になったのは翻訳者の年齢分布です。
JTFの会員限定のデータなので、正確な数値は出せませんが、大まかに言って、50歳代までが約85%、60歳以上が約15%となっています。
このように、翻訳者の割合は60歳以上になると一気に小さくなっています。
JTF翻訳白書を読みたい人は日本翻訳連盟に入会してくださいね。
http://www.jtf.jp/user/u_0101.do
翻訳業は座ってやる仕事だし、定年もないので、何歳になっても仕事ができると思っていました。実際、30年前は定年退職した人が趣味や暇つぶしでやるか、主婦の副業でした。リタイヤした人に適した仕事だとしたら、60歳代の翻訳者の割合が一気に大きくなるはずですが、逆になっています。今は、現役時代の経験だけで通用するほど甘い仕事ではなくなったということでしょう。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-28dc.html
どうしてもフリーランス医学翻訳者で生計を立てたいという人は、できるだけ若いとき(遅くとも30歳代まで)に一気にプロの壁を乗り越えてください。40歳代を過ぎてもお勉強ステージの方は計画の見直しが必要かもしれません。プロになれたとしても投資した資金を回収する時間が残りわずかです。趣味・暇つぶし系の方は別ですよ。好きにやってください。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-32dc.html
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-b650.html
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-622f.html
プロの壁を一気に乗り越えたら、フリーランス医学翻訳者の立ち回り方に注意して、
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-47dc.html#comment-141411491
40~50歳代までにガッツリ稼いでください。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-222f.html
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-d24e.html
医学翻訳は意外と体力を使う仕事です。60歳を超えたら、人によるでしょうが、スピードと処理量が求められる今の医学翻訳ビジネスでトップを走るのは厳しくなると思います。このことがJTF翻訳白書の結果の1つの理由なのかもしれません。私自身、身体障害者のため、片手ですべての作業をやらなければならないので、バリバリの若手には負けます。
60歳を超えたら、医学翻訳がものすごく好きな人は道楽で翻訳を続ければいいし、医学翻訳がそれほど好きでない人は他の好きなことをやればいいでしょう。それまでに築いた資金があるので、心に余裕がありますし、選択肢が広がります。
株式投資や不動産投資もいいですが、不労所得ではありません。相当な勉強と忍耐と運が必要です。自己責任で!
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-bafa.html
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/2-0912.html
くれぐれもオレオレ詐欺などの詐欺にはひっかからないようにしましょう。
先日、知人のところに下記のようなはがきが来たようです。
本物だと思って電話したというから、引っかかる人は本当に引っかかるんですねw。
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