医薬系英訳で稼ぎたい人
ブログや翻訳系ジャーナルなど、医薬系英訳で稼ぎたい人を迷わす情報が多すぎて、集中できないかもしれません。本当にバリバリ稼いでいる人は表に出てこないから、ますます迷いますね。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-ab0a.html
そのへんの翻訳スクールでは範囲が狭いし、練習量が少なすぎて、効果なし。
翻訳セミナーや勉強会は時間の無駄。
医者になるわけじゃないので、こんな本(↓)を読んでも遠回り。無意味。
https://www.ishiyaku.co.jp/index.aspx
じゃ、どうしたら医薬系英訳で稼げるようになるのか。
医薬系英訳はビジネスです。
ビジネスですから、お金を払ってくれるお客さんやその商品について徹底的に調べることが大切です。
医薬系英訳のメインのお客さんは製薬会社です。
今はホームページが充実しているので、非常に多くの情報を入手することができます。
まずはお客さんは誰なのかを知ることです。
翻訳祭の翻訳プラザでメジャーな翻訳会社が出展しているので、「そういう機会を利用するのが大事ですよ」とわたしが何度も言っているのです。
https://www.jtf.jp/festival/festival_top.do
講演会でおっさんやおばはんの自慢話なんか聞いても時間と金の無駄。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-6858.html
例えば、翻訳センターから医薬系翻訳の仕事をとりたいのでしたら、どのようなタイプの文書が依頼されるのが多いのか、ソースクライアントはどこなのか、などを聞いてください。
この件については、翻訳センターのホームページからわかるかもしれません。わからなかったら、翻訳会社に直接質問するか、翻訳者同士のネットワークで調べてください。
例えば、メインのクライアントがノバルティスとわかったら、ノバルティスが扱っている医薬品について詳しく調べてください。
医療関係者向けサイトからたくさんの取り扱い医薬品に関する資料をみることができます。
https://drs-net.novartis.co.jp/dr/
例えば、アフィニトール。
https://drs-net.novartis.co.jp/dr/products/product/afinitor/
日本語版だけでもたくさんあります。
外資系製薬ですから、当然、本社の英語版ホームページがあります。
https://www.pharma.us.novartis.com/product-list
日本語版と英語版の両方を見比べて、Googleやライフサイエンス辞書、イートモなどを利用しながら、専門用語や準専門用語並びにその前後の表現を調べてください。
他にIBやCSRなど医薬系英訳ビジネスのメインの文書もどうにかして入手して、全力かつ自力で調査・研究し、実際に訳してみる。この状態は「報酬を伴わない仕事」と言えます。このトレーニングをしておけば、「報酬を伴う仕事」が来ても慌てず対応できます。
かなりの勉強というか、情報収集になります。
しかも、翻訳仕事に直結する情報収集です。
英訳・和訳に役立てるための情報収集ですよ。医療従事者の目線や言語学者の目線にならないように、注意してね!
ほとんど翻訳仕事として依頼されることがない医学系ジャーナルのアブストラクト対訳を勉強するよりもはるかに効果的です。
以上、大きなお世話でした。
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