下のような英文を和訳する場合ですけど、
ifを関係代名詞的に訳すと、
自然な和文になるようです。
和訳をする方は試してみてください。
イートモの例
MTにも和訳してもらいました。
Google翻訳様
被験者は、投薬前4週間以内に大手術を受けた場合は除外した。
みらい翻訳様
投与前4週間以内に大手術を受けた被験者は除外した。
Google翻訳様
治験薬投与前2週間以内に非処方薬、漢方薬または処方薬を服用した場合、被験者は研究参加から除外された。
みらい翻訳様
被験薬投与前2週間以内に非処方薬、漢方薬、処方薬を服用した被験者は、試験参加から除外されるべきであった。
みらい翻訳様はifを関係代名詞的に和訳しています。そのように和訳するように対訳コーパスでおぼえさせているということかな。すごい!
試しに、上の和文をMTにかけてみました。
投与前の4週間以内に大手術を受けていた被験者は除外した
Google翻訳様
Subjects who had undergone major surgery within 4 weeks before administration were excluded
みらい翻訳様
Subjects who had undergone major surgery within 4 weeks prior to treatment were excluded.
治験薬投与前の2週間以内に一般用医薬品《大衆薬》、漢方薬、医療用医薬品を服用した被験者は試験参加から除外することとした
Google翻訳様
Subjects who took the OTC drug "OTC drug", Chinese herbal medicine or medical prescription drug within two weeks before the administration of the investigational drug were decided to be excluded from the study participation
みらい翻訳様
Subjects who took OTC drugs <<over-the-counter drug>>, Chinese medicines, or ethical drugs within two weeks prior to the administration of the investigational product were excluded from the study.
Google翻訳様もみらい翻訳様も上出来だと思います。
和文の構造からして、whoを使う英文構成になるのは仕方がないのかもしれません。
みらい翻訳様、和訳ではifを関係代名詞的に訳したのに、英訳ではそうしないという不思議な現象!
上記のMTレベルよりもレベルが低い人も、翻訳者として仕事をしている人が結構います(1年半ほど翻訳仕事の現場から離れていて、現状はわからないので、正確には「結構いました」)。
今後、MTがもっと普及し、賢くなると、MTよりもレベルの劣る人間翻訳者は必要なくなるのかもしれません。
特に、クライアントや翻訳会社からのダメ出しにキレる翻訳者、何かと不平不満の多い翻訳者、指示された用語や表現を守らずに自分のスタイルを押し通す翻訳者など、仕事の現場で使いにくい翻訳者は真っ先に淘汰されるかもしれません。MTは文句を言わずに働いてくれるからね。
MTの性能を高める側の人にはより多くの仕事が集中するということになるのかな? PEもMTの性能を高める側の人だから、優秀なPEを確保することが大事になるかもしれません。
イートモは将来的にMTの対訳コーパスとして使われる可能性が否定できないので、原則として、可能な限り、英文と和文が一対一になるように対訳を作成しています。ただし、明らかに訳文が良くなるという場合にはその限りではありません。
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