RECISTの解説が載っています。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/canceruptodate/utd/201310/533150.html#d06
医薬系英訳に関係してくるのはendpointの表現です。
ご存知のように、RECIST全体の和訳がありますが、医者じゃないんだから、全部読む必要なし。
これは日経のケースですが、別の日本語訳が使われていますケースもあります。いつも言うように、そんなことで悩んで時間を浪費しないように、翻訳会社のQC部門に決めてもらうか、翻訳会社を通じてクライアントの指示に従えばOKです。翻訳会社に遠慮する必要はまったくないです。翻訳者の手間が減って、用語統一された翻訳成果物を速く納品してもらい、次の仕事に取り掛かってもらえば翻訳会社の利益になるわけですから。
「適当に訳してください」とか言って、情報提供を面倒がったり、本当の意味のQC担当がいない翻訳会社は大した翻訳会社じゃないから、少し距離を置いて付き合ったほうがいいかもしれませんよ。
1つの資料として以下にコピペしておきます。
・全生存期間(overall survival: OS)
起算日(患者をいずれかの群にランダムに割り付けた時点)からあらゆるイベントによる死亡までの期間。
・無増悪生存期間(progression free survival: PFS)
起算日(患者をいずれかの群にランダムに割り付けた時点)または治療開始日からあらゆるイベントによる死亡または病変の増悪が客観的に確認されるまでの期間。
・無再発生存期間(relapse free survival: RFS)
起算日(患者をいずれかの群にランダムに割り付けた時点)または外科的手術時点からあらゆるイベントによる死亡または再発が客観的に確認されるまでの期間。病変が完全奏効(CR)を満たす患者に適用される。
・無病生存期間(disease free survival: DFS)
起算日(患者をいずれかの群にランダムに割り付けた時点)または外科的手術時点からあらゆるイベントによる死亡または再発と二次発がんが客観的に確認されるまでの期間。乳がん等の長期フォローアップにおいて二次がんの出現が問題となることがあり、無再発生存期間(RFS)と区別される。
・治療成功期間(time to treatment failure: TTF)
起算日(患者をいずれかの群にランダムに割り付けた時点)または治療開始日からあらゆるイベントによる死亡や客観的な病変の増悪、有害事象を含めたあらゆる原因による治療中止までの期間。
・奏効期間(response duration)
最初に完全奏効(CR)または部分奏効(PR)が得られた日を起点としてあらゆるイベントによる死亡または客観的な病変の増悪までの期間。完全奏効期間(complete response duration)とは、CRの基準が満たされた日を起点として、全死亡または客観的な病変増悪までの期間を指す。
・無事象生存期間(event free survival: EFS)
起算日(患者をいずれかの群にランダムに割り付けた時点)または治療開始日からあらゆるイベントによる死亡、客観的な病変の増悪や重篤な有害事象などが発症するまでの期間。
・無進行期間(time to progression: TTP)
起算日(患者をいずれかの群にランダムに割り付けた時点)または治療開始日から病変の増悪が客観的に確認される、または病変の増悪による死亡(現病死)までの期間。増悪が証明できない死亡の場合、つまり他病死はセンサードケース(打ち切り例)とする。あらゆるイベントによる死亡を勘案する無増悪生存期間との混同に注意。
最近のコメント