イートモユーザー様からのお便り
イートモユーザー様からコメントをいただきました。
勉強するなとは言いませんが、やみくもに勉強しても効果は出ません。
医学生じゃないんだから、薬理学や病理学、分子生物学の分厚い本を読んだって意味なしです。そんなことしてたら医薬系翻訳で稼げるまで何十年かかるか。ww
トライアルを突破したら、
翻訳会社のコーディネーターなどに
「御社の戦力になりたく、独自に勉強したいので、現在どのような分野のどのような種類の翻訳依頼が多いかを教えてください。」
と聞いてみてください。
話の流れによっては、
「参考資料などがあれば提供してください。」
と頼んでもいいでしょう。
翻訳会社やその経営者はせこいので、自分のところで金と時間をかけて翻訳者を養成したくないんです。全部とは言いませんが、大半はそうです。
「よそで勉強して一人前になってから自分のところに来てほしい」
「よそ」っていうのは他の翻訳会社や翻訳スクールってこと。
それか
「自分のところが運営する翻訳スクールで金払って勉強してくれて、もし使い物になるようだったら登録してあげましょう」
ってスタンス。
どっちにしても自分の懐を痛めるようなことはしない。
せこいでしょ。w
金を出すわけじゃないから、「どのような分野のどのような種類の翻訳依頼が多いか」くらいは教えてくれると思います。
この医学翻訳ブログで何度も書いているように、
翻訳需要の多い分野の文書をGoogleやライフサイエンス辞書、イートモを使って実際に英訳してみるのがいいかと思います。
そのプロセスでイートモ英訳トレーニングも組み入れる。
それと、翻訳会社は確かに翻訳者を1軍、2軍のようにわけて、翻訳仕事を依頼しているようなところはありますけど、1軍のメンバーは固定されているわけではありません。むしろ、よく変わります。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-1ecf.html
1社に絞って、1軍が手薄になり、1軍に入るチャンスを待つという手もあります。
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医薬系翻訳業界というのはせこい業界ではありますが、
それでも、
在宅で時間あたり4000円とか5000円とか、少なくとも3000円は稼げるのは魅力的です。
いろいろな事情で在宅でしか仕事ができないという人もいるでしょうから。
医薬系の文書を読むことに抵抗がなくて、もくもくと英訳することが苦痛じゃない人にはおすすめです。
そういう事情がある人のために残された仕事なんだから、製薬会社やCROに勤務の人など、勤めながら小遣い稼ぎで医薬系翻訳をやらないように!
リストラされたとか、社内のハラスメントがひどいとか、うつになったとか、事情がある人はいいけど。
特に医者。
国費が投入されているんだから、翻訳なんかやらずに本業をちゃんとやってくれ。
投稿: Medical Translator NARITA | 2018年11月29日 (木) 20時14分
睡眠時間を7時間として、
朝1時間
昼食休憩1時間
夕食休憩1時間
通勤がないから、残り14時間をまるまる翻訳仕事に使える。
4000円/時間として56000円
月に25日やったとして、140万円/月
年間売上 1680万円
余裕のMAXでこの程度はいく。
十分な睡眠時間や食事休憩、さらに週1の休みもとっているから、無理な計画ではないと思います。
中央林間まで超満員の最終電車で帰るサラリーマンのほうが肉体もメンタルもはるかにきついでしょ。w
医学翻訳者は必要経費が少ないから気を付けて!
パソコン2台買っても50万円程度で、資料やイスやデスク等をそろえても、トータル100万円。しかも、最初だけだし、年間のランニングコストは微々たるもの。
これじゃ税金が大変なことになるけど、
家族の介護とか、自分の趣味や旅行などに時間を使えば、
良い具合に売り上げが減って、
小規模企業共済とか確定拠出型年金などでうまく節税できる程度になるんじゃなかろうか。
投稿: Medical Translator NARITA | 2018年11月30日 (金) 09時12分
このまえ試しに使ってみたMT+CAT。
Medical Translator NARITAが翻訳仕事現役のときにMT+CATがあったら、
余裕で7000円/時間はいっていたよ。
1日8時間労働で年間1600万円にはなっていた。
Medical Translator NARITAは交通事故で左手が不自由なので、
右手たけでパソコン入力する必要があるのです。
訳出するよりもパソコン入力することが律速因子だった。
MT+CATで入力の負担が減ればおいしい仕事だったなー。
いまさら言ってもしょうがないけど。
それと、医学翻訳で稼ぐんだったら、やはり在宅フリーランスですよ。
Medical Translator NARITAは約30年にわたって翻訳会社3社の社内で作業しました。
社内で作業すると、翻訳以外の雑用が結構あるんですよ。
金銭的には相当ロスしたよ。
行き帰りにも時間かかるしね。
ま、その分、医薬系翻訳業界とはどんなものか、医学翻訳プロのレベルはどの程度か、製薬会社等のお客さんが医学翻訳にどのような認識を持っているのかがよくわかっている。
だから、パーフェクトフリーランスとして、この医学翻訳ブログで正直な話が書けるのじゃ。
支障になる固有名詞はなるべく出さないから安心して。w
投稿: Medical Translator NARITA | 2018年11月30日 (金) 11時14分