イートモの粗探し
久々に渋谷デスクでイートモ対訳の見直しでした。
別名、粗探しとも言う。
先日も書きましたが、何度磨いてもアラが出る。
めんどくせーけど、しゃあないな。
翻訳会社の経営陣は、「過去の翻訳資産」をMTの翻訳メモリとして翻訳者に使わせて、翻訳生産効率をアップさせようとしているかもしれません。
でもね、その翻訳資産は、翻訳メモリとして使う前に最低でも一度はたな卸ししたほうがいいでっせ。
ソースクライアントからは納品をせかされて、プライドの高い翻訳者のご機嫌をとる必要はあるし、翻訳会社のコーディネーターはこれまで大変でした。MTを活用して、その板挟みから解放されるのは翻訳会社の長年の悲願でした。
翻訳会社がMTを実用化したいという気持ちはよーくわかります。
Medical Translator NARITAは参加しませんでしたが(参加しなくても内容はほぼ推測できるから 本当は行くのがめんどくさかったから)、
翻訳祭イン京都の「あなたがつくる医学翻訳の未来」では、
漏れ聞くところによると、
医薬専門の翻訳会社側はMTの導入に積極的で、翻訳者はどちらかというと慎重とのこと。
上記の理由から当然です。
医薬系翻訳にMTを本格的に導入する前に、たな卸ししないと、ゴミがゴミを生んで収拾つかなくなるぞ。
簡単には金儲けできないぜよ。
ゴミにうずもれて沈没してしまえば、また新しい医薬専門翻訳会社が出てくるから大丈夫!
ま、翻訳仕事から引退したMedical Translator NARITAにとってはどーでもいいけどさ。
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お世話になっております。
イートモユーザーです。
ブログも読ませていただいています。
今年3月に某医薬品企業のメディカルインフォメーションの文書作成部門を退職し、
失業保険をもらいながらフリーランスで医薬翻訳にチャレンジしようとしております。
成田様が書かれている医学翻訳の未来、私もその通りだと思います。
まずはトレーニングに励んでいこうと思っています。
”Cmax”だけでも100以上の例文が出てきますので励み甲斐があります。
翻訳センターが使っているCATはMemosourceです。
翻訳センターさん、今は一流ですが10年前の翻訳納品はひどかったです。
そういう意味でも翻訳資産の棚卸がひつようであることは納得です。
それでは。
投稿: 積山 | 2019年7月16日 (火) 10時32分