治験薬概要書のイートモ対訳化
医学翻訳フリーランサーのみなさん、こんにちは。
Medical Translator NARITAです。
寒い中、医学翻訳の仕事、お疲れさまです。
難解なものや厄介なものが依頼されることがあると思います。
あまり神経質にならずに、8割いけばいいんじゃないですかね。
8割を9割に上げるには倍の労力と時間がかかります。
8割が9割になったとしてもその違いを見分けられる人はまずいません。
これらの数字は私のイメージですよ。
そのようなものはだれがやってもうまくいきません。
翻訳会社におだてられて、変なものを押し付けられないようにね。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-266b.html
やせ薬の治験薬概要書をベースにイートモ対訳を作成しています。
いつ頃から始めたのかわかりませんが、現時点で段落数1512、対訳数756件となりました。
不良な既存のイートモ対訳をこれらの対訳756件と入れ替えたことになります。
http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/11-0cea.html
他に既存の多くのイートモ対訳を修正していますので、次期イートモ6.2ではコンテンツが大幅に変わります。
来年2019年の1月または2月に発売予定です。
イートモユーザー様にはメールでお知らせしますので、もうしばらくお待ちください。
疲れが出る時期なので、体調に注意してバリバリ稼いでください。
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出来具合いの評価は難しい。
昔、関西からH社が進出してきた頃、
H社と言えば、翻訳業界では安かろう悪かろうの代名詞でした。
今はブランドになっているのかな。
実際、私もH社の商品をチェックして、だいたいのレベルはつかんでいました。
在京の医薬系の翻訳会社は、どーせそのうちソースクライアントの評判を落としてH社は消えていくだろうと思っていました。だから、在京の医薬系の翻訳会社はH社との値引き競争に積極的に参加しなかった。
既存の在京翻訳会社は高品質の翻訳商品を出していれば、黙っていてもお客さんから注文は来るはずって思っていたところがあります。職人や芸術家じゃないくせにね。今から思えば、インターネットがなく、専門用語辞書もない時代、翻訳商品の質はひどいものでした。
お客さんには翻訳商品の出来具合いを正確に評価することはできなかったと思います。お客さんからすれば、どっちも質が良くないんだから、安いほうがいいってことだったのでしょう。出来具合いよりも、「翻訳料金の安さ」は明確に差別化するものですからね。そうこうしているうちに、翻訳料金の点で優位なH社に医薬系翻訳の大きなシェアを奪われ、今に続いているというわけです。
投稿: Medical Translator NARITA | 2018年12月14日 (金) 17時52分