最終観察時の副作用/有害事象の転帰
イートモファンのみなさん、こんにちは。
Medical Translator NARITAです。
有害事象の転帰(outcome)。
何度も書いていますが、専門用語・専門的な表現の統一は翻訳会社に任せましょう。
とりあえず、イートモでは有害事象の転帰を以下に準じて記載しておきますが、イートモはあくまでも参考資料です。
時間が経過すれば定番の訳語が変わるかもしれませんし。
B.2.i.8 最終観察時の副作用/有害事象の転帰
-回復(recovered/resolved)
-軽快 (recovering/resolving)
-未回復(not recovered/not resolved)
-回復したが後遺症あり( -回復したが後遺症あり(recovered/resolved with sequelae) recovered/resolved with sequelae)
-死亡
-不明
利用の手引:
不可逆性の先天異常の場合は「未回復」を選択する。「死亡」は死が副作用/有害事象に関連する可能性のある場合に選択する。「副作用/有害事象が死亡の原因となった」ことと「副作用/有害事象が明らかに死亡に寄与した」ことを区別することは困難であることから、両者を単一のカテゴリーにまとめた。死亡が報告者及び送信者両方によって副作用/有害事象と関連がないとされる場合は、ここで「死亡」を選ぶべきではなく、B.1.9 で報告する。
でも、気を付けなくてはならないのが、「最終観察時の副作用/有害事象の転帰」の文脈に限られるということ。
その文脈であることを区別できるだけの医学翻訳の経験があること、
そしてB.2.i.8 最終観察時の副作用/有害事象の転帰 という通達があることを知っている必要があります。
品質管理がしっかりした翻訳会社だったら、的確な指示を出してくれるはずです。
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