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2019年12月 5日 (木)

「みらい翻訳」による症例報告の英訳をレビューしてみた

日本全国のイートモファンのみなさん、こんにちは。

Medical Translator NARITAです。

 

さて、先日のブログで紹介した機械による症例報告の英訳についてですが、出来が一番良かった「みらい翻訳」による英訳をレビューしました。

 

以下は和文原稿を読み替えしないでそのまま機械にかけた結果です。

大きな訳抜けや文章の骨格・構造に関わるエラーが散見されます。

納品レベルに仕上げるのに最低でも修正が必要な英文を赤字にしています。

また、和文原稿のうち機械による解読に問題がある部分を赤字にしています。

 

和文原稿 「みらい翻訳」による英訳

調査結果によると、死亡男性は最高用量(15mg/日)を10日間にわたって反復投与する実薬群の一人。計画に沿って6月11~20日の日程で投薬を済ませ、3日間の入院観察期間を経て、同24日午前に退院した。投与期間中に軽度~中程度の眠気や浮動性めまい、観察期間には軽度の悪心なども認められたが、それ以外は特段の異常を訴えなかった。

退院日当日の午後3時ごろ、男性は顔色が青ざめ、ひどくおびえた状態で自主的に墨田病院を訪問。その際、入院観察中に幻視や幻聴、不眠もあったことを告白した。診察した治験責任医師によると、心療内科の受診を勧めたが本人が拒否した。

医療機関側は男性が次第に落ち着きをみせ、受け答えもはっきりして容体が安定していたことなどを踏まえて経過観察を決断。翌日に医療従事者から連絡が行くことや次回来院日を確認した上で帰宅させたが、25日朝、男性はよじ登った電柱から飛び降りて死亡した。警察による捜査の結果、死亡は脳挫滅によるもので、退院後に他の薬物を使用した形跡は見当たらなかった。

治験責任医師やエーザイは、死亡は異常行動によるものであり、治験薬との因果関係は否定できないと判断している。

According to the survey results, the man who died was one of the active treatment group who received the highest dose (15 mg/day) repeatedly over a period of 10 days. According to the plan, he took medication from June 11 to 20, and after 3 days of hospitalization, he was discharged on the morning of June 24. Mild to moderate sleepiness and dizziness were observed during the treatment period, and mild nausea was observed during the observation period. The patient did not complain of any other abnormalities.

At about 3 PM on the day of his discharge from the hospital, the man, pale and frightened, visited Sumida Hospital voluntarily. At that time, he confessed that he had visual hallucinations, auditory hallucinations and insomnia during his hospitalization. According to the investigator who examined the patient, the patient was advised to go to the department of psychosomatic medicine, but he refused.

The medical institution decided to monitor the man after he gradually calmed down and his condition was stable. The man jumped from a utility pole on Sunday morning and died. A police investigation found that the death was due to cerebral contusion and that there was no evidence of other drug use after the patient was discharged from the hospital.

The investigators and Eisai concluded that the deaths were caused by abnormal behaviour and that a causal relationship with the study drug could not be ruled out.

 

以下は、「みらい翻訳」による英訳を見ながら、Medical Translator NARITAが和文原稿を機械が認識しやすいように読み替え、読み替えた和文原稿を再び「みらい翻訳」に英訳させた結果です。

納品するにはまだいくつかの修正(赤字部分)が必要ですが、文章の骨格・構造に関わる重大なエラーはなくなり、簡単な修正のみで納品可能なレベルに改善されます。

この読み替え(プリエディット)を繰り返し行うことは、機械翻訳のクセもわかるようになるというメリットもあります。

 

機械翻訳の時代、医薬系の英訳については、

①一定レベル以上の医薬系の知識を有していること

②その知識に基づき的確な読み替え(プリエディット)ができること

③訳文をイートモ等の資料を利用しながら瞬時にポストエディットできること

が必要になると予想します。

そのような技能を持つ人がますます重宝されることになるのでしょう。逆にそうでない人は活躍する場がなくなる。

 

はっきり言って、助手としては「みらい翻訳」のほうが医学翻訳ビギナーよりもはるかに優秀です。利用価値があります。

いつも言っているように、稼げる医学翻訳者になることを目指すなら、翻訳スクールで従来型の勉強をのんびりやっている場合ではありません。

一気に壁を突破して機械翻訳を利用する側に入りましょう。

 

読み替えた和文原稿(下線部) 「みらい翻訳」による英訳

調査結果によると、死亡男性は最高用量(15mg/日)を10日間にわたって反復投与する実薬群の被験者の一人。計画に沿って6月11~20日の日程で投薬を済ませ、3日間の入院中に経過観察され、同24日午前に退院した。投与期間中に軽度~中程度の眠気や浮動性めまい、観察期間には軽度の悪心及びその他の症状が認められたが、この被験者はそれ以外特段の異常を訴えなかった。

退院日当日の午後3時ごろ、男性は顔色が青ざめ、ひどくおびえた状態で自主的に墨田病院を訪問。その際、入院に幻視や幻聴、不眠もあったことを告白した。診察した治験責任医師はこの被験者に心療内科を受診することを勧めたが、本人はそれを拒否した。

医療機関側は男性が次第に落ち着きをみせ、質問に対する回答が明確で、容体が安定していたことなどを踏まえて経過観察を決断。医療機関はこの被験者に対して翌日に医療従事者から連絡があることを知らせた。この被験者は次回来院日を確認し、帰宅した。6月25日朝、男性はよじ登った電柱から飛び降りて死亡した。警察による捜査の結果、死亡は脳挫滅によるもので、退院後に他の薬物を使用した形跡は見当たらなかった。

治験責任医師やエーザイは、この死亡は異常行動によるものであり、治験薬との因果関係は否定できないと判断している。

According to the survey results, the deceased man was one of the subjects in the active treatment group who received the highest repeated dose (15 mg/day) for 10 days. According to the plan, the medication was administered from June 11 to 20, and the patient was followed up for 3 days in the hospital. Mild to moderate sleepiness and dizziness were noted during the treatment period, mild nausea and other symptoms were noted during the observation period, but the subject did not complain of any other specific abnormalities.

At about 3 PM on the day of his discharge from the hospital, the man, pale and frightened, visited Sumida Hospital voluntarily. He confessed that he had visual hallucinations, auditory hallucinations and insomnia while he was in the hospital. The investigator advised the subject to visit the department of psychosomatic medicine, but he refused.

The medical institution decided to follow the man after he gradually calmed down and his answers were clear and his condition was stable. The medical institution informed the subject that the health worker would contact them the next day. The subjects checked their next visit and returned home. On the morning of June 25, the man died after jumping off a utility pole he climbed. A police investigation found that the death was due to cerebral contusion and that there was no evidence of other drug use after the patient was discharged from the hospital.

The investigators and Eisai concluded that the deaths were due to abnormal behaviour and that a causal relationship with the study drug could not be ruled out.

 

翻訳スクールでの従来型の勉強で伸び悩んでいる人は、イートモを利用して一気に壁を突破するしかありません。

でも、相当な覚悟が必要ですよ。中途半端にやるんだったら、貴重な時間の無駄ですからやめた方がいいです。

○イートモってどう利用したらいいの?【学習者向け】

○イートモの翻訳トレーニングモードってどう利用したらいいの?【学習者向け】

利用のしかたは自分で工夫してもOKです。

医学翻訳の真の実力者の指導を受けるか、医学翻訳ブログからヒントを見つけてください。

 

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