« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

2020年6月

2020年6月30日 (火)

翻訳センター 東さん

こんにちは。

Medical Translator NARITAです。

 

翻訳センターの会長の東さんが会長を辞めるようです。

翻訳業界から完全に離れるのでしょうか?

わからんけど。

そうでしたら、大変お疲れさまでした。

医学翻訳の仕事の普及に大きく貢献されたと思います。

Kansai_20200630172201

巷では

「他の業者が開発した機械翻訳サービスを販売する代理店になっている」

とか

「人力翻訳による儲けは少なくなり、利益が減る」

などという人もいるようです。

 

でも、あちこちから精度90%とか95%とか、自画自賛の機械翻訳サービスがたくさん出ていますが、医学翻訳ブログで検証しているように、どれもこれもまだまだ大したことはない。

必ずエラーが含まれている。

株価的にはAI機械翻訳サービスはインパクトがあるけど、AI機械翻訳サービス業者はエラーを残したままクライアントに販売できるのか?

やはり人間による最終仕上げが必要です。

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-6acd65.html

 

これだけたくさんの機械翻訳サービスが出てくると、優秀な最終仕上げ職人がいる翻訳会社や翻訳者とつながっていることが機械翻訳サービスが成功するのに必要なのではないかと思います。

今は機械翻訳サービスは有料のところが多いけど、そのうち安く、又は無料となり、人間による最終仕上げのスピードと品質が翻訳料金のほとんどを占めるような時代になるんじゃないかな?

 

2020年6月25日 (木)

イートモを活用できるようになれば一人前

こんにちは。

Medical Translator NARITAです。

 

胃の内視鏡検査が終わって、まったりしているところです。

全身くまなく調べてもらって、病院には私の身体データが相当蓄積されました。

 

さて、おかげさまで、イートモの購入者が増えています。

入院・静養中ですけど、事務手続きは問題なくできますので、安心して注文してください。

 

医学翻訳のプロの方は各自に合った方法でイートモをほ利用していただいていると思います。

やや不安なのが医学翻訳の学習者のみなさんがイートモを活用できているかです。

以前にも書きましたので、以下のブログを参照してください。

 

医学翻訳の独学

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-9eb06c.html

 

リンク先も見てくださいね。

 

イートモを活用できるようになるまでには厳しいですよ。

翻訳原文に集中して、Googleやイートモを参考として活用してください。

 

決して原文から離れてはいけない。

せっかく翻訳仕事ステージに入って調査を能動的にガンガンやらなくてはならないのに、セミナーを聞いたり、医学英語の参考書を読んだりと受け身のお勉強ステージに戻るのはもったいない。

時間の無駄です。

地力が後退します。

 

要は、実際の翻訳原文を相手にイートモを活用できるようになれば、一人前の医学翻訳者ということです。

 

 

2020年6月24日 (水)

近況

おはようございます。

入院・静養生活にすっかりなじんでしまったMedical Translator NARITAです。

 

今朝、起きたばかり。

1592952171017

 

病室にサブのパソコンを持ち込んで検査・処置のないときにイートモ作業をたらたらやっています。

私が医学翻訳の仕事をしていることが病院スタッフに広まり、医師も看護師もリハビリの先生も関心を示しています。

特に医師の間では、医学翻訳という仕事に対する評価は高いようですよ。

1592952091335

パソコンとケータイを病室に早くから用意して、イートモ事業と不動産賃貸事業はほぼうまく回っているので、社会的復帰はできていると思います。

日常生活に戻るにはもう少し、体力と体質の改善が必要かもしれません。

 

最後に床屋に行ってから3か月もたっています。

1592952057752

 

みなさんも健康には十分に注意しましょう。

 

 

2020年6月23日 (火)

DeepL(ディープエル)

こんにちは。

Medical Translator NARITAです。

 

「DeepL(ディープエル)では、テキストをより深く理解し翻訳できる人工知能を開発しています。」

とかなんとかで、ドイツのほうからも機械翻訳が攻めてきているようです。

https://www.deepl.com/home

 

早速、Medical Translator NARITAによる性能チェックです。

先日、みらいトランスレーターに和訳させた同じ英文抄録をかけてみました。

ミラトランスレーターによる和訳の性能と比較してみてください。

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-cc7adf.html

 

青字:専門的な用語・表現の修正が必要な部分です(翻訳会社やクライアントのアドバイスに従うのもいいでしょう)。

赤字:解釈上のエラー(医学翻訳フリーランスとしては避ける必要があります)。

 

原文(英文) DeepLによる和訳
An Evaluation of an Integrative Care Approach for End-Stage Renal Disease Patients
W Van Biesen 1, R C Vanholder, N Veys, A Dhondt, N H Lameire
Affiliations expand
PMID: 10616847
Free article
Abstract
末期腎疾患患者に対する統合的ケアアプローチの評価
W Van Biesen 1, R C Vanholder, N Veys, A Dhondt, N H Lameire
提携先の拡大
PMID: 10616847
無料記事
抄録
Studies analyzing the outcome of integrative care of end-stage renal disease (ESRD) patients, whereby patients are transferred from one renal replacement modality to another according to individual needs, are scant. In this study, we analyzed 417 files of 223 hemodialysis (HD) and 194 peritoneal dialysis (PD) patients starting renal replacement therapy between 1979 and 1996, to evaluate the effect of such an approach. Analysis was done for survival of patients on their first modality, for intention-to-treat survival (counting total time on renal replacement therapy, but with exclusion of time on transplantation), and for total survival. Log rank analysis was used and correction for risk factors was performed by Cox proportional hazards regression. Intention-to-treat survival and total survival were not different between PD and HD patients (log rank, P > 0.05). Technique success was higher in HD patients compared to PD patients (log rank, P = 0.01), with a success rate after 3 yr of 61 and 48%, respectively. Thirty-five patients were transferred from HD to PD and 32 from PD to HD. Transfer of PD patients to HD was accompanied by an increase in survival compared to those remaining on PD (log rank, P = 0.001), whereas, in contrast, transfer of patients from HD to PD was not (log rank, P = 0.17). Survival of patients remaining more than 48 mo on their initial modality was lower for PD patients (log rank, P < 0.01). A matched-pair analysis between patients who started on PD and who were transferred to HD later (by definition called integrative care patients), and patients who started and remained on HD, showed a survival advantage for the integrative care patients. These results indicate that patient outcome is not jeopardized by starting patients on PD, at least if patients are transferred in a timely manner to HD when PD-related problems arise.

末期腎疾患(ESRD)患者を対象に、個々の患者のニーズに応じて、ある腎代替療法から別の腎代替療法に移行する統合的ケアの転帰を解析した研究は少ない。本研究では、1979年から1996年の間に腎代替療法を開始した223人の血液透析(HD)患者と194人の腹膜透析(PD)患者の417ファイルを分析し、このようなアプローチの効果を評価した。解析は、最初の治療法を受けた患者の生存率、intention-to-treat生存率(腎代替療法を受けていた期間の合計をカウントするが、移植を受けていた期間は除外)、および全生存率について行った。対数順位分析を用い、危険因子の補正はCox比例ハザード回帰で行った。治療意図生存期間と全生存期間は、PD患者とHD患者で差はなかった(log rank, P > 0.05)。治療成功率はHD患者の方がPD患者に比べて高く(log rank, P = 0.01)、3年後の成功率はそれぞれ61%と48%であった。35例がHDからPDへ、32例がPDからHDへ移された。PD患者のHDへの転院PD残存患者と比較して生存率の上昇を伴っていた(log rank,P=0.001)のに対し,HDからPDへの転院はそうではなかった(log rank,P=0.17).最初のモダリティで48カ月以上残存していた患者の生存率は、PD患者の方が低かった(log rank、P < 0.01)。PD療法開始した患者と後にHD療法に移行した患者(定義上は統合医療患者と呼ばれる)と、HD療法開始した患者との間でマッチドペア解析を行ったところ、統合医療患者の方が生存率が高いことが示された。これらの結果は、少なくともPDに関連した問題が発生したときに患者が適時にHDに移されていれば、PD開始しても患者の転帰が損なわれることはないことを示している。

 

 

結局のところ、DeepL、キャッチフレーズがすごい割には、大したことはないです。

みらいトランスレーターと同程度といったところです。

 

訳文が滑らかになっても、解釈上のエラーと表現上のエラーは、DeepLにもみらいトランスレーターにもあるので、人間が最終仕上げしないわけにはいきません。

不良な訳文が含まれる機械のアウトプットをそのまま納品してお金をもらうわけにはいきませんから。

今後は人間が原文を最初から最後まで翻訳するということは少なくなるでしょうが、最終仕上げをする超絶チェッカーが人気になるかもね。

最終仕上げのチェッカーの良し悪しが翻訳会社の経営を左右する。

チェッカーというとコーディネーターが空き時間にやるとか、翻訳ビギナーにただ同然でやらせるというイメージだったけど、本当は最終仕上げが一番大変で難しいんだよ。

今後は機械翻訳のエラーを瞬時に見抜き、修正するのが医学翻訳フリーランスの仕事になるのかな?

イートモの翻訳トレーニングモードでその目を養っておきましょう。

 

医学翻訳の英訳は読み替え

おはようございます!

Medical Translator NARITAです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イートモ特長について記載したブログの一部を再掲します。

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-9b2c0a.html

 

●機械翻訳×PE時代でも有用な資料として利用できます。

後述するように、英文と和訳と対応が非常にわかりやすいので、機械翻訳×ポストエデットの時代に有用な資料となっています。

●対訳はセンテンスを基本にしています。

上記のタイプの英文をMedical Translator NARITAが和訳し、英文と和文のペア形式にまとめました。イートモ対訳として有用性が単語ベースよりも格段にアップするセンテンスベースで提供しています。

主観を除いて作成していますので、英文と和文の対応が非常にわかりやすいです。

上記英文とMedical Translator NARITAによる直訳的な和訳のペアを基本としています。

英文において、例えばaimが名詞として使われている場合には、和訳でも可能な限り名詞として訳しています(下図参照)。

英文において、aimが動詞その他で使われている場合には、和訳でも可能な限りそのように和訳しています(下図参照)。

Aim2

直訳的な和訳よりも意訳的な和訳のほうが明らかに自然な日本語になると判断される場合には、意訳的な和訳を採用しています。

固有名詞の処理に必要な編集を英文と和訳の両方に行っています。

あくまでもイートモ制作上の原則ですし、あくまでもイートモは参考資料ですし、いつも書いているようにお客さんからの指示に準じてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「主観を除いて作成していますので、英文と和文の対応が非常にわかりやすいです。」とあります。

その一例を一つ挙げてときます。

Yomikae

イートモは、上記英文とMedical Translator NARITAによる直訳的な和訳のペアを基本としているので、英文と和文の対応が非常にわかりやすくなっています。

しかし、実際の医学薬学ドキュメントの制作現場では医学翻訳者が後で英訳することなど考えずに文書が作られます。 

 

上記の和文:

1.化合物Aは、リン脂質膜に結合して、それを修飾し、それにより膜結合タンパク質の機能を調節して作用を発揮すると考えられる。

は実際の翻訳原文では、

2.化合物Aはリン脂質膜に結合・修飾し、膜結合タンパク質の機能を調節することで作用を発揮すると考えられる。

のように記述されているかもしれません。

さらには

3.化合物Aの作用機序は、リン脂質膜に結合・修飾し、膜結合タンパク質の機能を調節することと考えられる。

のように記述されているかもしれません。

 

2.化合物Aはリン脂質膜に結合・修飾し、膜結合タンパク質の機能を調節することで作用を発揮すると考えられる。

3.化合物Aの作用機序は、リン脂質膜に結合・修飾し、膜結合タンパク質の機能を調節することと考えられる。

から

1.化合物Aは、リン脂質膜に結合して、それを修飾し、それにより膜結合タンパク質の機能を調節して作用を発揮すると考えられる。

の構造を見つけるには、和文原稿の読み替えが必要です(3についてはmechanism of actionを使えばいいけどね)。

医学翻訳における読み替えの重要性はこのブログで何度も書いています。

右側の検索窓に「読み替え」と入力して検索してみてください。

 

英訳しやすいように和文原稿を読み替えるには、文書のタイプや文脈から判断したり、同じ文書内の図表や参考文献を参照してください。

既に英訳仕事を請けているのに、医学英語の参考書を読んだり、医学書で調べていたのでは納期に間に合いません。

とにかく和文原稿に集中してください!

 

医学翻訳フリーランスは納期までに正確な英訳を提供するのが仕事。

調査しすぎて納期に間に合わなかったとか、力を入れなかったところはボロボロというがが最悪です。

 

普段からイートモの翻訳トレーニングを行うとともに、別の表現の仕方についても常に気にしておくことをお勧めします。

 

2020年6月21日 (日)

老齢年金じゃ足りない

こんにちは。

引き続き都内某医療機関で入院加療、静養生活をしているMedical Translator NARITAです。

もうしばらく医療機関に引きこもる予定です。

 

そんな入院生活を送っている者のところにも税金と国民健康保険料の通知が来ました。

令和2年は合わせて約100万円だそうです。

ひえーー・

イートモの売上げは、好評といえどもあいかわらず微々たるものです。

問題は不動産賃貸事業。

減価償却がなくなったので、税金と国民健康保険料は上がるだろうと予想していましたが、合わせて年間100万円とはびっくりです。

老齢年金が年間80万円ほどはいるけど、それだけじゃ足りない。

コロナ給付を合わせても90万円。

身体障害者の手当てまで含めて、やっと100万円が工面できます。

厳しー!

 

イートモはほぼボランティアでやっている事業だし、不動産賃貸事業は不労所得だから(本当はそうじゃないけど)、気持ち的に大きな打撃はないけどね。

でも、医学翻訳フリーランスの仕事だけで汗水たらして600~700万円ほど稼いでいる人は、100万円の請求がきたらショックだと思うよ。

 

 

2020年6月19日 (金)

全身輪切り画像 完成

こんにちは。

Medical Translator NARITAです。

 

相変わらず、入院加療。

個室で休養生活を送っています。

 

食事はヘルシーなものを用意してくれるし、看護婦さんはきれいな人が多いし、なかなか快適です。

ただ、感染症の関係で自由に面会者に会えないのがつらいところです。

 

検査と治療がなければ老人ホームとあまり変わらないんじゃないかと思ったりします。

老人ホームでも病院が併設されているところがありますから、病院と老人ホームの区別がはっきりしなくなるのかな。

 

イートモについては、病室にパソコンを持ち込んで、検査と治療がないときにたらたらやっています。

注文にも応じられます。

 

検査と言えば、昨日でほぼ全身のCTスキャン画像が完成しました。

鼻が結構大きいのに驚きました。

2020年6月17日 (水)

大病をすると

こんにちは

Medical Translator NARITAです。

 

ある部位が病気になると、その病気が別の部位の異常に起因するのではないかと疑い、関連性がないと思われる部位の検査まて行われるんですね。医師に検査の理由を聞くと納得できます。

 

今日は眼科と歯科・口腔外科の診察を受けました。

 

関連性の疑いが否定されてから、本来の病気の治療に入るから時間がかかるのなんのって。

 

年取ると病気になるのはしかたがないけど、病気になって仕事から長期離脱してもいいように、経済的余裕を持っておくことが必要でしょね。

夫婦で余裕ある老後には30数万円/月じゃ、足りない、足りない。

 

 

2020年6月16日 (火)

用語統一 途中経過

おはようございます!

Medical Translator NARITAです。

 

29000

 

29078件まで用語統一が終わりました。

青字の「済」までです。

 

これまでに約20000件の主要な用語・表現を元に統一してきましたが、このままのペースでは相当な時間がかかってしまいます。

そこで、残りの約14000件については、ざっとチェックし、全体のチェックが終わった時点でアップデートしようと思っています。

不備があれば、今後気付いたときに修正・差し替えを行ってまいります。

 

アップデート後は、新規対訳を増やしていく予定です。

 

 

2020年6月14日 (日)

生きています

おはようございます。

Medical Translator NARITAです。

 

今、目が覚めたところ。

1592079572628

 

クスリのせいか顔がむくんでいますが、Medical Translator NARITA、生きてますよ。

しばらく竜宮城に行っていたので、以前のようにガツガツいけませんが、病室にパソコンを持ち込んでたらたらやっています。

 

今日は久しぶりの休日。

検査も血糖や血圧の測定程度です。

ま、まったりまいります。

 

2020年6月13日 (土)

徹底した治療

こんにちは。

Medical Translator NARITAです。

 

今日の大きな処置が終わり、お昼を食べてまったりしているところです。

 

検査の結果が一通りそろったようです。

結果は、・・・・

思ったほど悪くない。でも、徹底した治療は必要とのことです。

喜んでいいのかな?

でも、徹底した治療を受けなければならないことには変わりありません。

ま、自分では何ともしようがないので、周りの人に助けてもらいながら、私はイートモを完成形に近づけたいと思います。

 

2020年6月12日 (金)

久々の機械翻訳テスト

Medical Translator NARITAです。

 

graftの調査の過程で和訳しやすそうな英文に遭遇したので、久しぶりにみらいトランスレーター君にかけてみました。

Medical Translator NARITAが竜宮城に行っている間にどれだけ機械翻訳が進歩したかざっと見てみます。

 

原文(英文) 機械による和訳
An Evaluation of an Integrative Care Approach for End-Stage Renal Disease Patients
W Van Biesen 1, R C Vanholder, N Veys, A Dhondt, N H Lameire
Affiliations expand
PMID: 10616847
Free article
Abstract
末期腎疾患患者に対する統合的ケアアプローチの評価
W Van Biesen 1, R C Vanholder, N Veys, A Dhondt, N H Lameire, W Van Biesen 1, R C Vanholder, N Veys, A Dhondt, N H Lameire, N H Lameire,
提携拡大
PMID:10616847
無料記事
要約
Studies analyzing the outcome of integrative care of end-stage renal disease (ESRD) patients, whereby patients are transferred from one renal replacement modality to another according to individual needs, are scant. In this study, we analyzed 417 files of 223 hemodialysis (HD) and 194 peritoneal dialysis (PD) patients starting renal replacement therapy between 1979 and 1996, to evaluate the effect of such an approach. Analysis was done for survival of patients on their first modality, for intention-to-treat survival (counting total time on renal replacement therapy, but with exclusion of time on transplantation), and for total survival. Log rank analysis was used and correction for risk factors was performed by Cox proportional hazards regression. Intention-to-treat survival and total survival were not different between PD and HD patients (log rank, P > 0.05). Technique success was higher in HD patients compared to PD patients (log rank, P = 0.01), with a success rate after 3 yr of 61 and 48%, respectively. Thirty-five patients were transferred from HD to PD and 32 from PD to HD. Transfer of PD patients to HD was accompanied by an increase in survival compared to those remaining on PD (log rank, P = 0.001), whereas, in contrast, transfer of patients from HD to PD was not (log rank, P = 0.17). Survival of patients remaining more than 48 mo on their initial modality was lower for PD patients (log rank, P < 0.01). A matched-pair analysis between patients who started on PD and who were transferred to HD later (by definition called integrative care patients), and patients who started and remained on HD, showed a survival advantage for the integrative care patients. These results indicate that patient outcome is not jeopardized by starting patients on PD, at least if patients are transferred in a timely manner to HD when PD-related problems arise. 患者が個々の必要に応じて1つの腎置換様式から別のものへ移行する末期腎疾患 (ESRD) 患者の統合的ケアの結果を分析する研究は少ない。この研究では、このような方法の効果を評価するため、 1979~1996年の間に腎置換治療を開始した、 223人の血液透析 (HD) および194人の腹膜透析 (PD) 患者の417のファイルを分析した。初回治療時の患者の生存率、 intention-to-treat生存率(腎代替療法の総時間をカウントするが、移植の時間は除外する)、および全生存率について解析を行った。ログランク分析を用い、リスク因子に対する補正をCox比例ハザード回帰により行った。治療意図生存と全生存はPDとHD患者の間で異ならなかった(ログランク、 P>0.05)。技術的成功はPD患者と比較してHD患者で高く(ログランク、P=0.01)、 3年後の成功率はそれぞれ61と48%であった。35名の患者はHDからPDへ、 32名の患者はPDからHDへ移動した///PD患者のHDへの移動はPDに残っている患者と比較して生存の増加を伴ったが(ログランク、P=0.001)、対照的に、 HDからPDへの患者の移動はなかった(ログランク、P=0.17)。最初の治療法で48か月以上生存した患者の生存率はPD患者で低かった(ログランク、P<0.01)。PDを開始し、その後HDに移行した患者(統合医療患者と呼ばれる定義によると)とHDを開始し、 HDを継続した患者の間のマッチドペア分析は、統合ケア患者に対する生存利点を示した。これらの結果は、少なくとも患者がPDを開始しても、患者の転帰が危険にさらされることはないことを示している

青字:専門的な用語・表現に修正の必要があります。renal replacement modalityはこの文脈では「腎代替療法」、fileはmedical file、すなわち「カルテ」のことだと思います。専門的な用語・表現については、各クライアントからの指示・提供される資料に従えばオッケーです。イートモを参考にすれば簡単に適訳にたどりつく場合もあります。専門家のほうが詳しいに決まっていますから、このレベルのことに時間をかけないこと。

赤字:医学翻訳フリーランスとしては赤字部分のような解釈上のエラーや表現上のエラーを避けたいところです。

on their first modalityは「最初の療法別で」の意味です。「初回治療時の」は誤解釈になります。

were transferred from HD to PD は「PDからHDへ移行した」の意味。療法がPDに「変わった」という意味です。

transfer of patients from HD to PD was not については、当然ながらtransfer of patients from HD to PD was not was accompanied by an increase in survival compared to those remaining on PD
の下線部が省略されているので、和訳では然るべく補足してやります。

on their initial modalityのmodalityはPD、HD、PD+HDの3療法のいずれかを指していると思われます。

 

前後の文脈や文書のタイプから適訳を判断する性能はまだ劣るようです。医学翻訳フリーランスが報酬を受けるには、特に赤字部分をチェックしないわけにはいきません。

でも、機械翻訳は少しずつ進歩している様子。じっくり見ると、まだまだって感じ。

今後は赤字部分がエラーであることを瞬時に見抜くのが医学翻訳フリーランスの仕事になるのかな?

イートモの翻訳トレーニングモードでその目を養っておきましょう。

2020年6月10日 (水)

graft

こんばんは!

Medical Translator NARITAです。

 

明日も、

検査 → 検査 → 医師や看護師といろいろお話 → 長めの処置 → やっと一休み

っという感じで進んでいきます。

 

柿の木坂オフィスでの作業よりもハードです。

しかたがありません。

竜宮城にいっていたのですから。

 

一休みしたところで、graft含有イートモ対訳のスクリーニングができればと思います。

200件弱。

ライフサイエンス辞書から離れます。

 

なかなかハードな日でした

こんばんは!

Medical Translator NARITAです。

 

しばらく竜宮城に行っていたMedical Translator NARITAは、その反作用としてハードな日々を送っております。

反作用は必ず来るから注意しないと!

特に年取ったら、無理は禁物です。

 

今日は特に近年にないハードな一日でした。

 

残り数時間、prolongedの扱いを調べます。

 

2020年6月 9日 (火)

たまっていた事務処理終わり

こんにちは!

Medical Translator NARITAです。

 

私がしばらく竜宮城に行っている間、イートモについてのお問合せやイートモの注文がたくさんあったようです。

検査の合間をぬってなんとかかんとか領収証の発行やご案内の提出が終わりました(たぶん)。

 

竜宮城から戻ったばかりなので、頭がぼーっとしています。

 

パソコンは15インチノートと小さいし、指もなかなか思い通りに動きません。

領収書を重複して発行したり、ご案内を忘れているかもしれません。

 

ご案内が遅くなり、ご迷惑もおかけしました。

Owabi_20200609185201

 

届いていないなと思ったら

i-honyaku@nifty.com

にメールください。

 

Mendo_20200609185401

それにしてもこの事務処理といのはめんどうだな。

 

 

受診、診察、問い合わせ、相談

おはようございます!

 

Medical Translator NARITAです。

 

今日も東京は快晴です。

 

さて、昨日はcondition含有イートモ対訳を400件弱スクリーニングしたわけですが、スクリーニングの過程でさらなるスクリーニングが必要と思われる用語・表現に遭遇します。

当然ですね。

だからいつまでも完成しない。

 

今回気になったのは、受診、診察、問い合わせ、相談・・・

特に、「受診」と「診察」をせめてみようか。

 

受診のケースでは、患者が医師(診療科)を受診するのが普通です。

 

ライフサイエンス辞書によると、

受診 **** じゅしん シソーラス PubMed, Scholar, Google, WikiPedia
【類義語】療法指導, 相談, 診察, コンサルテーション
consultation *** (n*) 音声 音声 コーパス
consult ** (vt) 音声 音声 コーパス

 

当然ですが、医学翻訳フリーランス向けの構成にはなっていません。コーパスからも適訳が見つけにくい。

 

一方、イートモでは60件の「受診」含有センテンスベース対訳が検索できます。

 

「診察」のケースでは、「患者が医師の診察を受ける」場合もあれば、「医師が患者を診察する」場合などもあります。

ま、医学翻訳だから、文脈によっていろいろ。

前後の文脈によって適訳は変わります。

 

ライフサイエンス辞書によると、

診察 ***** しんさつ PubMed, Scholar, Google, WikiPedia
【類義語】検査, 視察, 視診, 点検, 療法指導, 相談, 監査, 受診, コンサルテーション
consultation *** (n*) 音声 音声 コーパス
inspection *** (n*) 音声 音声 コーパス

 

一方、イートモでは212件の「診察」含有センテンスベース対訳が入手できます。

ちょいと工夫して「診察を」まで検索すると73件にまで絞り込まれます。

 

てなわけで、体調を優先にこれらをたらたらとスクリーニングしてまいります。

 

2020年6月 7日 (日)

aim-3

Medical Translator NARITAです。

 

aim含有英文とその和訳の見直し、終了!

 

193件のaim含有英文とその和訳のペアが対象となりました(イートモ制作用ファイルでの計数)。

 

イートモで検索するときには、"□aim"のようにaimの前後にスペースなどをいれることにより、英文+和訳のペアを絞り込むことができます。

ま、いろいろこねくり回してください。

 

 

2020年6月 6日 (土)

イートモをCATツールで翻訳メモリとして使うのは禁止!

Medical Translator NARITAのおっさんが浦島太郎をしている間に、翻訳ツールや翻訳メモリがどの程度進歩したかは知りませんが、「イートモを翻訳メモリとして使えるか」という質問を定期的にいただきます。

 

それに対する回答は例えば以下のようなもの。

http://i-honyaku.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-db8bb4.html#search_word=%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA

 

その他は右カテゴリーの【機械翻訳(MT)】で調べてね。

 

これまでに何度も書いているように、イートモは医学翻訳を学習している方が最短距離でプロの医学翻訳者になるための資料として、プロの医学翻訳者が翻訳の仕事を通じて豊かな生活が送れるように、上位レベルの訳文の作成を支援し、翻訳スキルをキープするための資料として、ボランティアとして作成しているものです。

イートモを翻訳メモリとして商業販売するとなると、最低でも現在の価格の10~100倍(要見積もり)ということになるでしょう

 

Memori

 

いや、医学翻訳ビジネスの本当に気付かないとまずいよ。w

それとも気付かないままでいくか。ww

あるいは、気付かないふりをしてすごすか。www

 

 

2020年6月 5日 (金)

お久しぶり~ふ

Medical Translator NARITAです。

 

今年に入ってから体調に優れず、現在は都内の某医療機関で医師の管理下にあります。

栄養・薬物・運動の面で良好な生活環境が整っているので、正しい選択だと思います。

事務処理が遅延していますが、たくさんのイートモ注文をうけています。

 

事務処理の可能な範囲から少しずつすすめますので、ますます遅れるかと。

ご了承ください。

 

« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

フォト

イートモ

  • 収録対訳件数
    6月2日現在:64,536対訳(イートモ7.4から521対訳の増量) 医学翻訳の友 イートモ・トップ|なりた医学翻訳事務所

相互リンク

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想