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ステント総括報告書に個々の症例のナラティブが記載されているので、これもイートモ用に対訳化・編集しました。
ナラティブが30件で、トータルで約200件の対訳となりました。
ナラティブなんてのは、症例毎に多様な経緯があるわけですから、短いお手本をもとにじっくり勉強するのではなく、いろいろな表現に慣れること、いろいろな表現を使って訳してみることが大事です。
イートモにはナラティブに利用できる対訳をすでにたくさん収録していますが、今後もますます充実させます。
先日から、ステントの治験総括報告書を題材にイートモ用に対訳化・編集してきました。
結局、170件の対訳となりました。
(膨大な件数のナラティブが掲載されているので、これらもイートモ用に対訳化・編集します)
いつものように、チェックしながらイートモファイルに収録します。
もくもくとイートモ対訳を作成してきたのですが、ちょっと飽きてきたかな?
気分転換が必要かもしれません。
かといって旅行に行くのは面倒だし、酒飲みは身体に悪いので控えているし、何もすることがない。
パチンコは10連荘とか20連荘とかスリルがなくなって面白くない。
コロナに感染するかしないかのスリルはあるけどね。
面白いのは何と言っても株だけど、面白すぎてイートモ作業をやらなくなるので、もう二度と株に手を出しちゃダメ。
今年は2度死にかけたので、分散している財産を整理しなくてはと思い、いろいろ動いています。
また病気になってもすぐに使えるように一カ所にまとめようというわけです。
入院しても個室に入らなければたいした出費にはならないんですけどね。
先日、倒産防止共済を解約したし、次は確定拠出年金(イデコ)を解約しよう。
私が加入したときはイデコという名称はなかった気がしますが、いつの間にかイデコになっていました。
まぁ、そんなことはどうでもいいけどね。
先ほど電話したら、固有番号を入力したり、暗証番号を入力したり、担当者にたどり着くまでが大変です。
送られてくる書類に記入して返送して、入金まで1.5~2ヵ月かかるとのことです。
私のことだから、また記入不備でもっと遅れるのでしょう。
几帳面でのんびりした人は気にならないのでしょうが、テキトーでせっかちな私には面倒でたまりません。
やはり銀行の普通預金が一番!
東日本大震災の前に始めた個人型確定拠出年金(iDeCo)。
どうやら満期(?)になったようで、そのまま預けておいても何にもならないので、とっとと解約して使いたいと思います。
でも、解約の手続きが面倒そうで億劫です。
今年はいろいろ金がかかるので、先日、倒産防止共済も解約しました。
倒産防止共済を解約するときも書類不備のため2回銀行に行きました。
株とか不動産投資とかいろいろやったけど、年とると現金化するのが煩わしいので、使いたいときにすぐ使えるように銀行の普通預金に入れておくのがいいな。
今年は二度死にかけました。
一寸先は何が起こるかわからないと痛感しました。
まずは健康第一。
健康管理のためにケチってはダメだね。
でも、先ほどどうしても食べたくてドミノピザのドミノデラックスを1枚食べてしまった。w
先日から進めてきた薬物動態の対訳作成ですが、結局、144件を作成し、イートモファイルに収録しました。
次期イートモ(イートモ6.5)で紹介します。
次は、ステントの治験総括報告書をイートモ用に対訳化・編集しようと思います。
これもかなりのボリュームです。
治験総括報告書は医学翻訳ビジネスの中心的な文書です。イートモではその対訳をますます充実させます。
説明がわかりやすいから看護師向けやMR向けの参考書を読むだけじゃ1ミリも進歩しません。
それらが翻訳依頼されることはまずないから。
翻訳ジャーナルや翻訳者ブログを読んで「情報」を得ようとか「刺激」を受けようなんてしても時間のムダです。
そんなことをしても1円も儲からないから。
医学翻訳フリーランスなんて稼いでナンボ。
ベテラン医学翻訳者の田中さんも言われるように、いくら吠えても稼いでなければただのカス。
なお、イートモの実戦応用例についても併せて紹介しようと思います。
対訳を制作・編集するだけではつまらないので、実際に医学翻訳ビジネスで仕事依頼されるタイプの文書にイートモを応用してみました。
題材は先日紹介したインタビューフォームです。
今回は薬物動態の項の中の透析に関する記述の部分にイートモを当てはめてみました。
ダウンロード - 9.e9808fe69e90e7ad89e381abe38288e3828be999a4e58ebbe78e87.pdf
以前に作成した資料はこちらです。
これらの資料はイートモの利用のしかたの一例を示すためのものです。
この例を参考にしてご自身で試してください。
稼げる医学翻訳フリーランスを目指すのならば、これらを読むだけでは1ミリも進歩しません。
時間のムダです。
自分でイートモなどを使い倒して、模索しながら実際に訳出してみることです。
おはようございます。
東京はこのところ急に涼しくなりました。
今日からダイソンのヒーターをつけています。
体調管理に注意しよう!
さて、ベテラン医学翻訳者の田中さんからイートモ応援メッセージをいただきました。
ありがとうございます。
励みになります
Medical Translator NARITAです。
せっかくなのでインタビューフォームの薬物動態の項を一部だけ機械翻訳に英訳させてみました。
赤字が納品の前に修正が必要な部分です。
和文原稿 | みらいトランスレータによる英訳 |
5. 分布 (1) 血液-脳関門通過性 該当資料なし (2) 血液-胎盤関門通過性 妊婦 4 例(妊娠 38~40 週)に 3H-標識プレドニゾロンを投与後、臍帯血中放射能濃度は母体血中放射能濃度の約 1/10 であった [20](外国人によるデータ)。 また、胎盤標本に 3H-標識プレドニゾロンを加えたところ、2 時間後、プレドニゾロンの 51%が 11-ケトン体に転換された [21](in vitro)。 (3) 乳汁への移行性 1) 3H-標識プレドニゾロン 5 mg を 7 例の授乳婦に経口投与したとき、24~36 時間後の平均母乳中濃度は 0.09%であり、48~61 時間後に分泌された母乳 1 L から投与量の 0.14%(平均値)が回収された [22](外国人によるデータ)。 2) プレドニゾロン 10~80 mg/日を 6 例の授乳婦に投与したとき、母乳中濃度は母親血清中濃度の 5~25%であった [23](測定法:HPLC)(外国人によるデータ)。 (4) 髄液への移行性 〔参 考〕 プレドニゾロンリン酸エステルのデータ 関節リウマチ等の患者 5 例にプレドニゾロンとして 0.8 mg/kg に相当するプレドニゾロンリン酸エステルを静脈内投与したとき、髄液中プレドニゾロン濃度は投与 100~200 分後に最高値 55~85 ng/mL を示した [24](測定法:HPLC)(外国人によるデータ)。 (5) その他の組織への移行性 |
5.Distribution (1) blood-brain barrier permeability No applicable data (2) blood-placenta barrier permeability After administration of 3H-labeled prednisolone to four pregnant women (38 ~ 40 wk gestation), the radioactivity concentration in the umbilical cord blood was approximately 1/10 of that in the maternal blood [20] (foreign data). When 3H-labeled prednisolone was added to placental specimens, after 2 hours, 51% of the prednisolone was converted to 11 ketone bodies [21] (in vitro). (3) milk transfer 1) When 3H-labeled prednisolone at 5 mg was administered orally to 7 lactating women, the mean concentration in breast milk after 24 ~ 36 hours was 0.09%, and 0.14% (mean value) of the administered dose was recovered from 1 L of breast milk secreted after 48 ~ 61 hours [22] (foreign data). 2) Prednisolone at 10 ~ 80 mg/day was administered to 6 lactating women. The concentration in breast milk was 5 ~ 25% of that in maternal serum [23] (Measurement: HPLC) (foreign data). (4) migration into CSF [consideration] Data on prednisolone phosphate When prednisolone phosphate corresponding to 0.8 mg/kg as prednisolone was intravenously administered to 5 patients with rheumatoid arthritis, etc., the concentration of prednisolone in the cerebrospinal fluid peaked at 55 ~ 85 ng/mL 100 ~ 200 minutes after administration [24] (Measurement: HPLC) (foreign data). (5) Migration to other organizations |
このような整った和文だったら、機械に英訳させて、最終仕上げ人がちゃちゃっと修正すれば納品できます。
やはり機械翻訳はスピードが魅力だな~。
まだ勉強ステージでのんびりしている人は手遅れかもです。
Medical Translator NARITAです。
20~30年前なら、薬物動態の英訳トレーニングをしようと思っても、学習ステージの人や製薬会社等に勤めていない人は原文を手に入れるのは困難でした。
なかなか手に入らない資料を見ることができるのでしたら、医学翻訳フリーランスを対象とした翻訳スクールに行くメリットは少しあったかもしれません。
でも現在は有料または無料でネットからたくさんの資料や辞書を手に入れることができます。
ダダ同然でイートモを購入することもできます。
独学で医学翻訳のプロになる環境が整ってきました。
翻訳スクールの講師の話を一方的に聞くだけでは稼げる医学翻訳フリーランスへは1ミリも近づきません。
講師の話をノートに記録しておけばプロになれるとか、講師がプロのレベルに引き上げてくれると思っているのが大間違いです。
週1回2~3時間の授業を半年程度受けても到底無理です。
だからたいていの人は脱落する。そんな人をたくさん見てきました。
実際に手を動かして訳出することが大事です。
上述したように資料は整っています。
薬物動態でしたら、以下のインタビューフォームの「薬物動態」の項をイートモ等を参考にしながら英訳してください。
ダウンロード - e38397e383ace38389e3838be383b3e98ca0efbc95efbd8defbd87_4_1.pdf
翻訳スクールや翻訳ジャーナルからの情報よりも主要なソースクライアントである製薬会社のホームページのほうがはるかに有益です。
しかも医学翻訳フリーランスの仕事に直結します。
等々
外資系の製薬企業でしたら、英文バージョンも見ることができます。
翻訳会社から仕事をとるときには、ソースクライアントの製品について調査・研究してきたことを伝えればアピールになるかもよ。
さて、コンビニに買ってきたおにぎりを食べて、午後も薬物動態の対訳化・編集をしようかな。
おはようございます。
Medical Translator NARITAです。
昨日から薬物動態をイートモ用に対訳化・編集し始めました。
昨日1日で60件の対訳を作成しました。
医学翻訳ビジネスにおいて薬物動態は非常に大事ですので、イートモではますます充実させます。
薬物動態というととても難しいように思えます。
事実、薬物動態の専門書を見ればわかるように、理論は非常に難しいです。
でも、医学翻訳フリーランスは心配しなくてよろしい。
医学翻訳フリーランスに専門書の翻訳依頼なんて来ないから。
薬物動態に関する表現を一通りおぼえれば、薬物動態の翻訳には対応できます。
研究者じゃないんだから、専門書から深い知識を得るなんて必要なしです。医学翻訳フリーランスにとっては時間のムダです。そんな時間があったら実際に手を動かして訳出してください。適当な原文がなければイートモで検索して翻訳トレーニングモードで訳出の練習をしてください。
濃度が上がったとか下がったとか、半減期は~であったとか、事実の羅列だからむしろ楽なんですよ。
文字カウントが稼げます。
稼ぐなら医学翻訳です。
Medical Translator NARITAです。
統合失調症関係の対訳142件を収録しました。
次期バージョン(イートモ6.5)で紹介します。
次は「薬物動態」。
薬物動態に関する表現が充実していなかったら医学翻訳フリーランスとして絶対に稼働できないと断言します。
翻訳ジャーナルや医学書を読む時間があったら薬物動態の表現を研究してください。
イートモには薬物動態関係の対訳を既に多数収録してありますが、イートモは医学翻訳フリーランスとして稼ぎたい人のための資料ですから、 さらに充実させます。
儲けにつながらない例文はイートモに収録しません。
おはようございます。
Medical Translator NARITAです。
世間様は今日から4連休のようですが、私は好きな時に休んで、気が向けば仕事をしているので、シルバーウィークなんて関係ありません。
子供の頃から授業の時間や休日を管理されて、強制されるのがものすごく窮屈でしたね。
逆に窮屈じゃない人っているのかな?
サラリーマンを5年ほどやったけど、上司から管理・指示されるのが何よりも嫌でした。
休みたくもないのに休まされるし。w
貧乏サラリーマンで金がないので、休日も遊べないから、医学翻訳の勉強をしていました。
元々、団体行動が向いてないんだろうね。
さて、先日から統合失調症治療薬の文書をイートモ用に対訳化・編集してきました。
チェックしながら、イートモ対訳収録用ファイルへの収録が終わりました。
結局、対訳は142件となりました。
一休みして、最終チェックしたいと思います。
Medical Translator NARITAです。
統合失調症治療薬の文書の前半部分は毒性試験を中心とした非臨床関係でした。
医学翻訳者には周知の用語である「切迫屠殺」ですが、ライフサイエンス辞書には載っていません。
ライフサイエンス辞書は医学翻訳フリーランス向けの辞書でないことがわかります。
でも、意外にも英辞郎には載っているんです。
イートモで検索したら14件ヒットしました。
これらのイートモの和文を機械翻訳にもかけてみました。
赤字部分が修正を要する箇所です。
deeplによる英訳 | みらいトランスレータによる英訳 |
Another dog that was impending slaughter after 5.0 years in the study developed an undifferentiated cancer of the liver with metastasis to many organs. One male canine in the 30 mg/kg/day group showed an inability to stand, seizures, and elevated body temperature at 40 weeks, so the canine was imminent slaughter. All male animals in the 30 mg/kg/day group were confirmed to be either imminent slaughter or dead.
One of the six animals that received Drug A was impending slaughter due to worsening conditions.
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Another dog that was killed prematurely after 5.0 years in the study developed undifferentiated carcinoma of the liver with metastases to many organs. One male dog in the 30 mg/kg/day group showed anastasia, convulsions, and increased body temperature at week 40, leading to a moribund sacrifice. At 30 mg/kg/day, all males were sacrificed in moribund condition or died. Increases in creatinine were observed in all animals sacrificed in moribund condition at 100 mg/kg. In this developmental toxicity study with rabbits, 10 female animals died and one was sacrificed prematurely at 10 mg/kg/day.
|
deeplは非臨床関係の対訳コーパスが不十分なのかもしれません。この種のエラーは用語登録すればいいだげでしょうから、大した問題ではありません。
みらいトランスレータはなかなか良い出来です。
deeplもみらいトランスレータも、機械翻訳よりもレベルの高い医学翻訳者が上手に使えば強力なツールになります。現状は使いこなせる人間が必要であり、ツールの域を出ないとも言えます。
逆に、機械翻訳よりもレベルが劣る医学翻訳フリーランサーは必要とされなくなります。翻訳スクールの添削結果に一喜一憂していたり、翻訳関係の検定をゴールにしていたら、必ず脱落します(ここで言う「脱落」とは稼げない医学翻訳フリーランサーのままでいることです)。
まぁ、ニューラル機械翻訳が登場した頃にいろいろコメントしましたが、そのころのコメントとさほど変わっていません。
Medical Translator NARITAです。
先日から統合失調症治療薬の文書をイートモ用に対訳化・編集してきました。
先ほど大まかな訳出が終わりました。
出来上がった対訳が145件。
毒性試験を中心とした非臨床関係の例文は35件ほど。
他は臨床系の例文で、有効性と安全性がほぼ半分ずつです。
イートモは医学翻訳フリーランスとして稼ぎたい人のための資料ですから、医学翻訳ビジネスで仕事として依頼されるタイプの文書で繁用される例文が収録されています。
泌尿器科とか消化器科の医学書など、医学翻訳フリーランスに仕事として依頼されることがほとんどない書籍はイートモの管轄外です。
儲けにつながらない例文はイートモに収録していません。
他を当たってください。
昼飯で生姜焼きを食べてから、チェックしながらイートモファイルに収録します。
Medical Translator NARITAです。
今日も朝早くから通院でした。
往復タクシーを使うものだから、交通費だけで月に10万円近くかかります。
涼しくなってきたし、バス通院にしたいのですが、東京コロナが終息しないことには危険だ。
ステロイドを服用していて免疫力が低下しているので、バスや電車で東京コロナに感染するのを避けたい。
通院のためのタクシー代は必要経費にならないようだけど、東京コロナに感染するのを避ける必要があってタクシーを使う場合には必要経費にならないのかな?
ま、そんなことを思いながら、病院の近くで昼飯を食べたのでした。
うどんととろろごはん。
相変わらず写真撮影がへたくそです。
体重を増やさないようにと医者に言われているのに、最近は食欲旺盛です。
これもステロイドを服用しているから?
2回目の緊急入院のときはまったく食欲がなくて、しばらく何も食べられなかったんですけどね。
さて、帰宅してから、医療機器に関する短い文書をイートモ用に対訳化・編集し、イートモに収録しました。
明日からは統合失調症治療薬のボリューミーな文書をイートモ用に対訳化・編集しようと考えています。
おはようございます。
Medical Translator NARITAです。
イートモ最新データPDFを更新しました。
イートモユーザー様には以下のメールをお送りしましたので、届いていない方はこちらから連絡してください。
イートモユーザー様
こんにちは なりた医学翻訳事務所の成田です。
いつもイートモをご利用くださり、ありがとうございます。
イートモの対訳については常に修正・入れ替えを行っております。
この度、「イートモ最新データPDF」を更新しましたので、お知らせします。
下記のサイトから開き、PDFの検索機能を利用してください。
http://i-honyaku.life.coocan.jp/iitomosite/support.htm#label_user
パスワード(極秘) xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
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数年前から続けてきたイートモ対訳の全体見直し。
この度、すべて終わりました。
まだまだ不良対訳は残っているはずですが、見直しは一旦終了し、現在は新規対訳の収録に取り組んでいます。
見直しでは既存の対訳を修正するだけではなく、必要に応じて新規の対訳と差し替えも行いました。
現行バージョン(イートモ6.4)を発売したのが2020年初めでした。
それ以降に以下の対訳を作成し、既存の対訳と差し替えました。
遺伝子解析関係 273件
Googleで調査中に得られた英文 37件
腎疾患関係 15件
抗癌薬のCTD 81件
以上のように、見直しと言っても、イートモ6.4の対訳43,484件のうち406件を差し替えています。
イートモの全体見直しを行った数年間には相当な件数の対訳を差し替えました。
なお、次期バージョン(イートモ6.5)については、新規対訳を追加収録して、今年の年末にリリースする予定です。
イートモ6.5が出来上がりましたら、イートモユーザー様には無料ダウンロード用のメールをお送りします。
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なりた医学翻訳事務所 成 田 幹 雄
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Medical Translator NARITAです。
通院の後、久しぶりに渋谷の東急本店に行きました。
買い物とかいろいろ。
今年になって初めてだと思います。
去年の終わりごろからずうっと体調悪かったからね。
食事は寿司屋にしようと思ったけど、混んでいたので天ぷら屋にしました。
「天一」という天ぷら屋。
天ぷら屋もカウンターはお客さんが多くて、みなさん平日のお昼から飲酒していました。
コロナやら不景気やら大変なのに、気楽そうな人はいるものです。
私も他人からすれば気楽そうに見えるのかもしれません。
久しぶりに酒も飲みました(少しだけ)。
体調が悪いと酒を飲みたいと思わないけど、久しぶりに飲んでおいしいと感じたので、体調はだいぶ復活してきたのかもしれません。
塩分制限が求められているので、天ぷらは塩に付けずにそのまま食べました。
さて、今は抗癌薬のCTDをイートモ用に対訳化・編集、そして収録しています。
その関連で注意してもらいたいことを1つ。
医学翻訳者として仕事をしてお金をもらっているならば、当然知っていることと思いますが、抗癌薬の有効性評価に関する翻訳は原則としてRECISTガイドラインの用語・表現に準拠します。
ライフサイエンス辞書とかそのへんの医学用語辞典に頼ってもダメですよ。
あまりにも初心者向けの注意で、失礼しました。
Medical Translator NARITAです。
昨日でイートモの全体見直しが一旦終了したので、今日から新規対訳の作成・収録を再開しています。
現行のイートモ(イートモ6.4)と比較してどれだけ新規対訳が追加されたかを右側のリストに示します。
私は医学翻訳の仕事からリタイヤしましたが、現役のときには自分が翻訳したものを原文と照合しながら推敲(チェック)するのが苦痛でした。
訳出するのはそれほど辛くはないのですが、推敲するということは納品可能なレベルに仕上げるということですから、神経を使いました。
8割程度の出来に訳出するのは容易なのです。
残りの2割を磨き上げるのが大変なのですよ。
イートモ対訳は8割~9割程度の出来になっていると思いますが、より完成に近い形にすることがなかなか難しい。
機械翻訳についても、8割程度の出来で感動している人や舞い上がっている会社があるかもしれないけど、最終的な仕上げが一番大変なのです。
Medical Translator NARITAです。
数年前から続けてきたイートモ対訳の全体見直し。
本日ですべて終わりました。
まだまだ不良対訳は残っているはずですが、見直しは一旦終了し、今後は新規対訳の収録に取り組みます。
見直しでは既存の対訳を修正するだけではなく、必要に応じて新規の対訳と差し替えも行いました。
現行バージョン(イートモ6.4)を発売したのが2020年初めでした。
それ以降に以下の対訳を作成し、既存の対訳と差し替えました。
遺伝子解析関係 | 273件 |
Googleで調査中に得られた英文 | 37件 |
腎疾患関係 | 15件 |
抗癌薬のCTD | 81件 |
以上のように、見直しと言っても、イートモ6.4の対訳43,484件のうち406件を差し替えています。
イートモの全体見直しを行った数年間には相当な件数の対訳を差し替えました。
数年前の古いバージョンから内容が大幅に変わっていますので、最新のイートモ(イートモ6.4)をダウンロードするようにお願いします。
ダウンロードパスワードが不明の方はこちらからお問い合わせください。
なお、次期バージョン(イートモ6.5)については、新規対訳を追加収録して、今年の年末にリリースする予定です。
イートモ6.5が出来上がりましたら、イートモユーザー様には無料ダウンロード用のメールをお送りします。
おはようございます。
Medical Translator NARITAです。
イートモ対訳の見直し作業は3年ほど前からやっていますが、ついに収録対訳の全体見直しが終わろうとしています。
対訳によってはダブルチェック、トリプルチェックをしています。
今日は特に用事がないので、柿の木坂オフィッスに引きこもって一気にラストまで行きます(疲れたら明日までかかるかも)。
退院してからまだ1か月もたっていないし、暑いので、無理のない程度にまったりまいります。
Medical Translator NARITAです。
前のブログ記事に記載したように、安全性データの集計が最重要と書きました。
つまり、医学翻訳でも安全性データをこの分野の情報交換に使われる用語・表現を使って正確に英訳・和訳することが大切になります。
間違っていなければいいというわけではありません。
医療従事者や研究者、申請資料審査官になじみの用語や表現を使う必要があります。
イートモの英文 | deeplによる和訳 |
Three patients in the Japanese study had grade 3 adverse events classed to the system organ class (SOC) skin and subcutaneous tissue disorders (grade 3 acne in 2 patients, grade 3 skin reaction in 1 patient). | 日本の試験では、3名の患者でグレード3の有害事象がシステム・オルガン・クラス(SOC)の皮膚・皮下組織障害に分類されていました(グレード3のにきび2名、グレード3の皮膚反応1名)。 |
赤字で示した部分から判断すると、deeplは有害事象関係、MedDRA関係が弱いんじゃないかと思うわけです。
acneを「にきび」と訳しているけど、MedDRAにはPTとして「にきび」と記載されているのだろうか?
といろいろ不信感がわいてきます。
「~に分類されていました」という訳も変だけど、機械翻訳だからまだ許せます。
イートモの英文 | みらいトランスレータによる和訳 |
Three patients in the Japanese study had grade 3 adverse events classed to the system organ class (SOC) skin and subcutaneous tissue disorders (grade 3 acne in 2 patients, grade 3 skin reaction in 1 patient). | 日本の研究における3名の患者は、システム臓器クラス (SOC) 皮膚及び皮下組織障害(グレード3のざ瘡2例、グレード3の皮膚反応1例)に分類されるグレード3の有害事象を有した。 |
みらいトランスレータも不出来だね。
両者ともこの分野の対訳コーパスが貧弱なのかな?
ま、grade 3 adverse events=grade 3 acne and grade 3 skin reaction
の意味が訳文に反映されているので、deeplよりもAIが機能している感じがします。
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