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2021年2月22日 (月)

3年間で1万時間

イートモユーザーのみなさんへ

 

イートモの前身(日英対訳!医学文例検索システム)をリリースしてから10数年が経ち、少ないとはいえ、それなりの数のイートモユーザーになりました。

イートモプロバイダーとしては、これらのイートモユーザー様がイートモを活用し、医学翻訳のプロとして活躍しているかが気になるところです。

イートモユーザーの7割は医学翻訳のプロなので、これらの方は医学翻訳仕事の現場で十分にイートモを利用できていると思います。

気がかりなのが学習ステージの方。

イートモはあくまでも医学翻訳の参考資料であり、医学翻訳の学習プログラムの中に組み入れて利用するものです。稼げる医学翻訳フリーランスになるために必要な学習プログラムを立てて、実行していますでしょうか?

各人に合った学習プログラムを設計するためのお手伝いをしてあげたいのですが、当方、そのようなサービスは行っていません。翻訳スクールの講師にアドバイスを求めてはどうでしょうか?

学習プログラムができたら、実行することです。これ大事。

30数年間、医学翻訳業界にいますが、最初はやる気満々だけれども、そのうち辛くなって挫折する人が非常に多い。勉強量というか演習量が全然少ない。努力が続かない人はまず無理です。

何かのプロになるには3年間に1万時間の努力が必要と言われます。私のケースで考えてみますと、製薬会社に勤務していましたが、医学翻訳のプロでやっていくつもりだったので、勤務していた5年間のうち4年間はかなりがんばりました。医学雑誌の編集職だったので、仕事≒医学翻訳の勉強でした。帰宅後も数時間勉強、土日は当然勉強でした。ざっと計算すると4年間で12000時間ほどやったようです。当時は医学翻訳の指導者なんておらず、今のような資料もほとんどなかったので、かなり寄り道して試行錯誤の連続でした。今は環境が整っているので、もっと少ない時間でプロレベルになれるのではないかと思います。

また、方向性が間違っている人、つまり学習プログラムの設計がまずいケースも多いです。方向を間違えて崖から落ちないように。良い指導を受けてください。

せっかくトライアル突破しても、翻訳会社との付き合い方が良くなくて消えていく人をたくさんみてきました。翻訳会社としては、いくら翻訳ができても、マナーの悪い人、危険な人、信用できない人とは付き合いたくないですからね。

補足:

ほぼゼロの状態からプロのスタートラインにつくには、3年間に1万時間が必要というのは間違ってはいないようです。もちろん、頭脳明晰で要領の良い人はもっと短時間でスタートラインにつけるでしょうが、そういう人は最初から医学翻訳フリーランスのような体力勝負の仕事は選ばなんじゃないかな? 医学翻訳フリーランスはコツコツ続けられる亀のような人に向いていると思います。3年間に1万時間は、結果を出すにはそれだけ長時間かかりますよという意味ですが、 いずれにしても週1回2時間で半年などという翻訳スクールの授業だけでプロレベルには到底到達できないのです。甘々テキストのサンプルを見ただけで、全然足りないのはわかるでしょ。翻訳スクールの運営主体の翻訳会社もそんなことはわかっているんですよ。医学翻訳の基礎から勉強したい人には参考書がいくつか出ていますので、それで十分です。勉強を自分だけで続けるのは辛いので、モチベーションの維持と気分転換には翻訳スクールを受講するのはアリかもです。単なる添削指導ではなく、学習プログラムの設計を支援してくれたり、学習の方向性を指導してくれる良い講師のいる翻訳スクールだったら、何十万円出しても受講する価値アリです。要は、私が言いたいのは、医学翻訳フリーランスと言えども、起業するわけですから、十分な時間と資金を確保しておくことが大事ですということと、医学翻訳のプロは毎日必死に仕事していますので、そのような人達に追いつき、その上に行くには相当な覚悟と努力が必要ということです。英語が好きだし、医療にも興味あるから、ちょっと翻訳のお勉強してお小遣い稼ぎしよかななんて甘い考えでは厳しいと思うなー。おっと、めずらしくまじめな話をしてしまいました。まじめな話を書くとくたびれるな。余計なお世話はもうやめとこう。

 

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