イートモの情報量
今週の病院通いも終わりました。
喫茶コーナーで神妙に順番を待っています。
えーと、例えば、以下のような和文原稿の英訳依頼があるとします。
文字数は約5.2万とかなり多いです。
1枚200語として、260枚×3000=78万円。
ちょうど1カ月の仕事です。
さて、この英訳仕事を完成させるのに必要な情報量を100とします。
一方、
翻訳スクールで得られる情報量は5。
医学翻訳参考書で得られる情報量は10。
翻訳ジャーナルで得られる情報量は1。
翻訳セミナーで得られる情報量は1。
上記の英訳仕事に必要な情報量100と比較すると、大目に見積もって、そんな感じです。
あくまでもイメージですから。
医学翻訳参考書を3冊マスターしたとしても、合計5+30+1+1=37。
上記の英訳仕事に必要な情報量100には63足りない。
足りない分の63、つまりかなりの大きな不足分を既存の知識と調査で埋め合わせる必要があります。
翻訳スクールと医学翻訳参考書から得られる情報では全然足りないのです。
翻訳スクールと医学翻訳参考書だけでは安心できないし、安心してはいけない。
それで安心していたら、いつまでたってもトライアルの丘を越えられない。
トライアルの丘を超えられたとしても、医学翻訳の現場に足を踏み入れて、初めて厳しさを知り、打ちのめされて撤退する。
そんな人たちをたくさん見てきました。
そこで、いつも書いているように、学習ステージから上記の和文原稿のような本物の容赦ない題材を相手にトレーニングすることをお勧めしているわけです。
ちなみに、イートモの情報量を以下に示します。
和文部分は226219万語。
上記和文原稿の4342倍です。
英文部分は95万語。
Google等とイートモを組み合わせれば、上記の英訳仕事の完成に必要な情報量は十分に得られるはずです。
でも、Google等とイートモを使いこなすにも技量が必要なので、日ごろから、本物の容赦ない題材を相手にすることが大事になります。
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