顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis)
去年の今頃はICUで生死の境をさまよっていました。
去年の5月17日に救急搬送されたわけですが、昏睡状態にあったのは1週間だけではなく、2週間ほどだったようです。
根底にあった病気が、かの有名な顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis)。
倒れる数か月前に生じていた臨床症状はまさに典型的なものでした。
以下のような症状があったら、顕微鏡的多発血管炎に注意してください。
「全国の年間発生数は約1,400人と推定」のようなので、宝くじに当たるほど難しい。
東京の1日の新コロ新規陽性者と同じくらい。
6. この病気ではどのような症状がおきますか |
発熱、 全身倦怠感 、体重減少などの全身症状とともに、腎糸球体や肺胞の小型血管の障害による症状や検査異常がよくみられます。腎臓の障害により血尿、尿検査異常(尿潜血反応陽性、蛋白尿、赤血球円柱など)、腎機能低下がおこり、肺の障害により肺胞出血や間質性肺炎(胸部レントゲン検査やCT検査でみつかります)がおこり、喀血、血痰、空咳、息切れの症状がみられます。また、関節痛、筋痛、皮疹(紫斑、皮下出血、皮膚潰瘍など)、 末梢神経 症状(手足のしびれや筋力低下)などもみられます。全身症状にともない腎臓や肺の障害が短期間に進行する場合が多いのですが、ときに尿検査での血尿の持続や肺線維症などが慢性に経過し、他の症状を伴わない場合もあります。血液検査で 炎症反応 (C 反応性 蛋白)や抗好中球細胞質抗体(ANCA) が陽性になることが多く、特にANCAを測定すれば早期発見につながります。 |
私の場合、赤字の症状が出たのですが、特に「痰」と「筋痛」・「筋力低下」が顕著でした。
「痰」の治療のために耳鼻咽喉科を受診
「筋痛」・「筋力低下」の治療のために整形外科を受診
どちらも総合病院を受診したのですが、顕微鏡的多発血管炎の発見には至らず、重篤化してしまったのです。
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