昔の話
書類を整理していたら、こんなものが出てきました。
翻訳スクールをぼろくそに言っているおっさんですが、製薬会社のサラリーマン時代、おっさんも翻訳スクールの通信添削を受けていました。
医学翻訳の勉強にはなったのですが、医学翻訳の仕事の役には立たなかった。
この違いは大きいですよ。
通信添削だけでは全く足りないので、通信添削講座のテキストや資料のうち対訳になっている部分を切り貼りして、独自の資料を作り、それを徹底的に暗記したのです。
その対訳資料がこれです。
サラリーマン時代でしたから、数枚ずつ持参して、通勤時間とか昼休み時間に英文と和文を対比しながら暗記しました。
そのときの効果がとても大きかったので、イートモの翻訳トレーニングモードで実際に訳してみることを推奨しているのです。
30年以上前と今は勉強のしかたは違うかもしれませんが、最低限の用語・表現を日英両方で仕入れることは必要なのではないかと思います。
医学翻訳の仕事の範囲は非常に広いので、いくつかの法則のようなものをおぼえて、それを応用すればいいというものではないのです。
これだけモーレツに勉強したから大丈夫だろうと思って医学翻訳フリーランスの世界には入りましたが、医学翻訳フリーランスの仕事の現場には猛獣がいました。
医学翻訳の仕事にあこがれている人は多いけど、生業にしないほうがいいですよ、
たまに依頼されるちっぽけな案件を訳して、「医学翻訳家でーす」と名乗っているほうが良いかと。
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