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2021年7月24日 (土)

DeepL 英訳も中級翻訳者レベル

以下の和文原稿をDeepLに英訳させてみました。

 

(3)用量反応探索試験

<外国人における成績>

海外第Ⅰ相臨床試験(STARTRK-1試験)3)

  • 用量漸増コホート

目 的:本剤を経口投与した場合の初回サイクルのDLT、MTD、RP2Dを特定する。

対 象:局所進行性又は転移性の癌を有する患者76例 (NTRK1/2/3、ROS1又はALK遺伝子変異を有することが望ましいが、適格性の必須条件ではなかった)

試験デザイン:多施設共同非盲検第I相試験

実施国:米国、スペイン、韓国(3カ国)

試験方法:100mg/m2/日、1日1回投与から開始し、1サイクル目(28日間)をDLT評価期間とし、この間でのDLT発現を確認した。「3+3」デザインで実施し、3例中2例又は6例中2例でDLT発現が確認されるまで用量漸増することとした。用量も必要に応じて変更することとし、1日1回での薬物動態、安全性が確認された場合、次コホートで1日2回へ変更できることとした。投与期間はPDが確認される、患者が同意を撤回する、又は許容できない毒性が発現するまでとし、PDが確認された場合は、治験依頼者と協議の上、当該患者が引き続き臨床ベネフィットを得ることができると治験担当医が判断した場合に限り、治験薬投与を継続することができた。なお、MTDの定義は「サイクル1のDLT発現率が33%未満となる最高用量」とした。

評価項目:主要評価項目;初回サイクルのDLT、MTD、RP2D

試験結果:用量漸増パートの本薬投与開始後28日目までがDLT評価期間とされた。その結果、800mg QD投与群の3/9例にDLT(Grade 3の疲労2例及びGrade 3の注意力障害1例)が認められ、RP2Dは600mg QD投与とされた。

 

結果・・・

赤字は要修正箇所です。

20210724-165118

 

どういうわけか、相変わらず大きな訳抜けがある。

でも、どーせ和文原稿と照合して点検するんだから、ご愛敬です。

修正を要する部分は確かにあるんだけど、一瞬でこのレベルの英訳を出してくれると、クレームの来ないギリギリのレベルに仕上げるのは非常に楽になるね。

人間翻訳者、うかうかしてられんよ。

 

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