イートモ実戦応用例・タミフル・添付文書・No.1
無料なのに有料級の実戦的資料、イートモ実戦応用例。
題材にするのはタミフルの添付文書。
No.1です。
今回からタミフル添付文書を題材として、イートモ対訳を紹介してまいります。
「副作用」の項など、他の薬剤の添付文書と表現が類似している部分は省略します。
ここではざっとしか検索していません。イートモユーザーはもっと詳しく検索・調査してください。
気が向けばPre-editの事例を示します。
今回のPre-editは2カ所。
一つ目。
「対象となる」。具体的には「本剤投与の対象となる」という意味です。もっと明確化すれば、「本剤の適応となるのは~である」となります。
二つ目。
「~を対象とする」については、一つ目のPre-editと同じ考えで読み替えます。
「インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の者」。内容を理解した上で、機械が認識できるように読み替えます。
総じて、和文原稿には不明瞭な部分が多いです。医学の英訳者は、そうした情報の入り組んだ表現を解きほぐして、英語が乗りやすい論理的な文章に変換してから、英語で書き表しています。「情報の入り組んだ表現を解きほぐして、英語が乗りやすい論理的な文章に変換すること」を私は脳内Pre-editと呼んでいます。機械を使う場合にも、Pre-editは必須です。
脳内Pre-editをするにしても、機械翻訳用のPre-editをするにしても、大量の対訳表現を熟知しておく必要があります。そのためにはイートモ対訳を大量に脳にインストールすることを推奨しています。大変な労力を要しますが、そこまでしないと効果は表れません。生の和文原稿をイートモ等を利用しながら実際に訳し切るトレーニングも必須です。
そんなトレーニングを毎日長時間、半年~1年も続けられないとか、半年~1年やっても効果が出ない場合には、医学翻訳フリーランスは諦めたほうがいいでしょう。
ダウンロード - e382bfe3839fe38395e383abe383bbe6b7bbe4bb98e69687e69bb8e383bbno.1.pdf
※イートモは医学翻訳のプロになるための補助、あるいはプロとして活躍するための補助になるように作られた医学翻訳フリーランスのための参考資料です。英文と和文の対応がわかりやすく、日英間で相互利用できるように、意図的に主観を除いて可能な限り直訳的に作成しています。参照の際にはご注意ください。
イートモユーザー・オンリーではコピペ可能なファイルを紹介します。
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