カテーテル
今回のNEJMにも"central venous catheter"について記述がありますが、近年はカテーテルを使った治療が普及しています。
私は2020年に倒れて、循環器科・腎臓内科の病棟に長く入院しました。
病室でのパソコン作業に疲れると、ナースステーション横のラウンジで一息ついていました。近くで手術予定の患者が医師から手術の手順について説明を受けていることがよくありました。気にしないふりをして説明を聞いていると、それらは心臓の手術であって、ほとんど(すべて)がカテーテルを利用したものでした。
このように、病気の性質上、カテーテルを使った治療が非常に多く行われていることを知りました。
実際、私の知り合いも心臓の手術をカテーテルで受けたばかりです。
カテーテルは心臓手術の他にも、下肢の血栓症などでも使われるし、腎不全の患者にも多用されます。カテーテル治療に関連して、造影剤やステントなどに関する専門的な知識が必要になります。医薬に関する翻訳を得意としている医学翻訳者は多いでしょうが、カテーテル関連文書をきっちり英訳・和訳できる医学翻訳者は少ないと思います。
カテーテル治療の翻訳に特化して、内外問わず、多くの翻訳会社にアピールすれば、十分な量の仕事を受注できるのではないかと思います。
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