NEJM 109対訳を作成した
NEJM
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1914617
既に対訳化していると思われるセンテンスや医学英訳に役立たないだろうと思われるセンテンスを除いて、ほぼ全訳しました。
全体で109対訳となりました。
点検しながら、イートモ対訳ファイルに収録します。
よく医学翻訳の勉強用の題材としてNEJMを利用する人がいますが、NEJMの内容は臨床系の最先端で、内容の読解が非常に難しい。特に、今回のArticleはこの医療機器の承認を左右する非常に重要な臨床試験で、しかも、この医療分野に関する用語・表現辞典はないに等しい。そういう場合にはどうするか・・・自分で用語・表現辞典をつくるしかありません。公表されているアブストラクト対訳をみればわかるように、だいぶ苦労されたようです。実ジョブとして翻訳依頼されるとすれば、最低でも10万円、できれば15万円ほどの報酬がほしいところです。
この医療機器の承認を左右する非常に重要な臨床試験であることを意識して、真剣に訳出に取り組む必要があります。翻訳スクールでたらたら勉強するのとは違います。間接的には、この医療機器を開発・販売している企業の業績に影響が出るでしょうし、この医療機器を必要としている人の生命を左右することにもなりかねません(これはちょっと言いすぎw)。翻訳のお勉強と実ジョブは違うものだと考えたほうがいいでしょう。以前に書いた医学翻訳のAコースとBコースにつながる話です。
なお、全訳をそのまま紹介すれば、和訳を勉強している人にとっては役立つでしょうけど、昔、イートモを始めるにあたって、著作権について弁護士から教えてもらったことによると、著作権に抵触するおそれがあるので、これまで通り、センテンスベースで紹介することとします。
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