イートモ実戦応用例・ネキシウム・添付文書・No.8
無料なのに有料級の実戦的資料、イートモ実戦応用例。
題材にするのはネキシウムの添付文書。
No.8です。
副作用の項など他剤と共通する部分は省略します。 過去の実戦応用例で同じ用語・表現を取り上げていることがあるので、それらも参照してください。 イートモユーザーは実戦を想定して、納品レベルに仕上げるようにしてください。学習ステージから実戦を想定して準備していれば、実ジョブにも対応できます。 |
今回のPre-editは3カ所です。
一つ目。
別にPre-edit前の和文でも悪くはないんですが、くどい。Pre-edit後はすっきりするでしょ。
何度も言うけど、「場合」は本当に必要な場合にのみ使うこと。
英文をPost-editしてもいいんですが、Pre-edit自体がMTに乗りやすい和文に修正する作業であるので、和文をPre-edit(修正)すれば、あとはMTはちゃんと応えてくれます。
二つ目。
以前に何度も書いていますがが、英訳する際、文脈を踏まえて 「ついては」を読み替えること。
三つ目。
「投与に際しては、~、投与すること」とダブっています。医薬系文書にはこういう変な文章がたくさん出てきます。和文が変だと、さすがのMTもお手上げ。
医学翻訳の仕事の労力はこのような変な文章の解読に大きく使われるのです。
製薬会社などのソースクライアントが翻訳会社や翻訳者に「訳文の品質を高めろ」とか、「納品を早くしろ」とか言う前に、自分のところのメディカルライターの質を高めたほうがいいぞ!
ダウンロード - e3838de382ade382b7e382a6e383a0e383bbe6b7bbe4bb98e69687e69bb8e383bbno.8.pdf
※イートモは医学翻訳のプロになるための補助、あるいはプロとして活躍するための補助になるように作られた医学翻訳フリーランスのための参考資料です。英文と和文の対応がわかりやすく、日英間で相互利用できるように、意図的に主観を除いて可能な限り直訳的に作成しています。参照の際にはご注意ください。
イートモユーザー・オンリーではコピペ可能なファイルを紹介します。
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