post-editって本当は難しいんだ
何度も紹介しているけど、メディカル英訳のプロセスね。
機械翻訳を使う場合も同様のプロセスを経ることになります。
第2段階は「読み替え」と言っているけど、機械翻訳でのpre-editのことです。
人間翻訳者は英訳に入る前に脳内pre-editしているとも言えます。
クライアントと翻訳初心者は、最初から機械翻訳に丸投げして、最後にpost-editすればいいと思っているかもしれません。
機械翻訳は大変進歩していますが、この前のブログ記事に示すように、依然として機械が解読できない部分は相当あります。
post-editが必要な部分を納品可能レベルに修正するには絶対にpre-editが必要なのです。
pre-editスキルを身に着けるには、何度も書いているけど、大変な努力が必要です。
巷ではpost-edit講座が大流行で、医学翻訳初心者にも簡単にできて、簡単に稼げる印象があります。機械翻訳のおかげで翻訳スピードが上がって、当面はクライアントに喜ばれるでしょうけど、安易なpost-editのために医学翻訳業界はさらに信用を落とすことになります。昔から信用なかったけど、もっと落ち込む。
pre-editスキルを身に着けた上位の翻訳者を擁している翻訳会社は浮上する。
イートモ等を通じてpre-editスキルを身に着けた人は貴重な人材になるでしょう。
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