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2022年9月11日 (日)

和文原稿のpre-edit事例16

「AUC(INF)でみると、経口懸濁液のバイオアベイラビリティは経口溶液の約56%であった。」

「AUC(INF)でみたバイオアベイラビリティ」と解釈できます。この場合、医学翻訳のプロとしては「expressed as ...」がすぐに思い浮かぶはずです。英訳されることを想定してpre-editします。

また、「経口懸濁液のバイオアベイラビリティ」は「経口懸濁液として投与したときのアスナプレビルのバイオアベイラビリティ」であることは明白です。

 

他にも不明瞭な和文の記述が満載ですので、英語が乗りやすくなるように明瞭化しましょう。

 

pre-editの結果はイートモユーザー・オンリーで。

 

(下線部がpre-editの対象部分)

和文原稿 DeepL英訳

剤形の影響

アスナプレビル50mgを経口溶液として投与したときのCmax及びAUC(INF)は、懸濁液として投与したときと比較してそれぞれ4.4倍及び1.8倍であった。AUC(0-T)、C12及びC24も同様に増加し、アスナプレビル経口懸濁液に対する、経口溶液の薬物動態パラメータの幾何平均値比の90%信頼区間はいずれも1を超えていた(表2.1.4-1)。AUC(INF)でみると、経口懸濁液のバイオアベイラビリティは経口溶液の約56%であった。両剤形のT-HALFが同様であったことから、懸濁液の吸収過程は律速因子ではないことが示唆された。


Effect of dosage form

The Cmax and AUC(INF) of asunaprevir 50 mg administered as an oral solution were 4.4- and 1.8-fold higher, respectively, than those of the oral suspension; AUC(0-T), C12, and C24 were similarly increased, and the geometric mean ratios of the pharmacokinetic In terms of AUC(INF), the bioavailability of the oral suspension was approximately 56% of that of the oral solution. The similar T-HALF of both formulations suggested that the absorption process of the suspension was not a rate-limiting factor.

 

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