イートモ利用権杯トライアル 審査終了
先日書いたように、予想よりもはるかに多い10名が参加しました。
結局、イートモ利用権は1名に進呈されました。
この方は医療翻訳(医薬・医療機器)のエッジ・トランスレーションに紹介される特典も得ました。
一般的なトライアルの15~20倍というトライアルらしからぬ分量にもかかわらず、果敢にチャレンジした皆さん、お疲れさまでした。
トライアルという真剣勝負において、生の医学論文を定時までにまるまる1本翻訳するというのは、医学翻訳のプロが普段から行っている作業と同じです。イートモ利用権の獲得に至らなくても、翻訳スクールなどでは得られない貴重な経験になったのではないでしょうか。
【追記】
実戦では重要なことなので追記しておきます。
『和訳範囲:標題からIn conclusionのパラグラフの最後までの全訳(標題下の著者名と図表は和訳不要、上付き数字はベタ打ち)』と明記しているにもかかわらず、これら3要件すべてを満たしている参加者がほとんどいなかったのは驚きました。
翻訳仕事の現場ではお金を出してくれる製薬会社や翻訳会社による指示に従う必要があります。今回はトライアルとは言え、「最初に依頼される実際の仕事と仮定」しているので、指示に従うのは当然です。
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