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2022年11月12日 (土)

和文原稿のpre-edit事例【事例24】

【事例24】

pre-edit前の和文原稿 DeepL英訳

健康被験者を対象にアスナプレビルの安全性、忍容性及び薬物動態を検討するプラセボ対照、反復投与試験[AI447003試験(CTD 5.3.3.1.2)]

 

AI447003試験は健康被験者48例を対象とした第1相、二重盲検、プラセボ対照、反復投与試験であった。6種類の用量パネル(1050100200400及び600mgの用量で12回)について検討するため、各用量パネル8例を3:1の比率でアスナプレビル群又はプラセボ群にランダムに割り付けた。治験薬は14日間、空腹時に反復経口投与した。薬物動態解析用の血漿試料は、1日目の投与前及び投与12時間後まで採取し、14日目にも投与前及び投与72時間後まで採取した。

 

健康被験者に反復投与したアスナプレビルの薬物動態

 

アスナプレビル反復投与時の薬物動態を表2.3.1-1及び表2.3.1-2に要約する。


A Placebo-controlled, Repeat-Dose Study to Evaluate the Safety, Tolerability, and Pharmacokinetics of Asunaprevir in Healthy Subjects [Study AI447003 (CTD 5.3.3.1.2)].

 

Study AI447003 was a Phase 1, double-blind, placebo-controlled, repeat-dose study of 48 healthy subjects. 8 subjects from each dose panel were randomly assigned in a 3:1 ratio to asunaprevir or placebo to evaluate 6 dose panels (10, 50, 100, 200, 400 and 600 mg twice daily). or placebo group in a 3:1 ratio. The study drug was administered orally in repeated fasting cycles for 14 days. Plasma samples for pharmacokinetic analysis were collected before and up to 12 hours after dosing on Day 1, and again before and up to 72 hours after dosing on Day 14.

 

Pharmacokinetics of repeated asunaprevir administration in healthy subjects

 

The pharmacokinetics of repeated asunaprevir administration are summarized in Tables 2.3.1-1 and 2.3.1-2.

 

AI447003試験は健康被験者48例を対象とした第1相、二重盲検、プラセボ対照、反復投与試験であった。

MTは「を対象とした」の英訳が苦手なようです。post-editすれば済むことなのですが、何とかpre-editで処理しようと修正してやります。

pre-edit後の和文原稿 DeepL英訳
AI447003試験は健康被験者48における1相、二重盲検、プラセボ対照、反復投与試験であった。 Study AI447003 was a phase 1, double-blind, placebo-controlled, repeated-dose study in 48 healthy subjects.

 

6種類の用量パネル(1050100200400及び600mgの用量で12回)について検討するため、各用量パネル8例を3:1の比率でアスナプレビル群又はプラセボ群にランダムに割り付けた。

「6種類の用量パネル(10、50、100、200、400及び600mgの用量で1日2回)について検討するため 」と書かれても、何を検討するのか、どんな条件下でその検討を行うのか、さっぱりわかりません。

二つの情報に分けることができます。つまり、「アスナプレビルを6種類の用量パネル(10、50、100、200、400及び600mgの用量)で1日2回投与することとしたこと」と「各用量パネルにつき、8例を3:1の比率でアスナプレビル群又はプラセボ群にランダムに割り付けたこと」です。その結果出来上がったのが以下のpre-edit後の和文原稿です。

「検討する」が含まれていません。検討する項目は「アスナプレビルの安全性、忍容性及び薬物動態」でしょうけど、このセンテンスで言及するのは訳しすぎになるので、「検討する」は含めませんでした。この和文センテンスで重要な情報は投与方法と割り付けの二つですので、それらを明確に記述することに注力しました。すぐ上の項目名に「健康被験者を対象にアスナプレビルの安全性、忍容性及び薬物動態を検討するプラセボ対照、反復投与試験[AI447003試験(CTD 5.3.3.1.2)]」とあるのですから、改めて何を検討するのかを記述する必要はないでしょう。

pre-edit後の和文原稿 DeepL英訳
アスナプレビルは6種類の用量パネル(10、50100200400及び600mgで1日2回投与することとした。各用量パネルにつき、8例を3:1の比率でアスナプレビル群又はプラセボ群にランダムに割り付けた。 Asunaprevir was administered twice daily in six dose panels (10, 50, 100, 200, 400 and 600 mg). For each dose panel, 8 patients were randomly assigned to the asunaprevir or placebo group in a 3:1 ratio.

 

健康被験者に反復投与したアスナプレビルの薬物動態

これもpost-editで簡単に修正できますが、pre-editで処理できるか試してみます。

下記のように何とかうまくいきます。

pre-edit後の和文原稿 DeepL英訳
健康被験者に反復投与時のアスナプレビルの薬物動態 Pharmacokinetics of asunaprevir after repeated administration to human subjects

 

●アスナプレビル反復投与時の薬物動態を表2.3.1-1及び表2.3.1-2に要約する。

これもpost-editで簡単に修正できますが、pre-editで処理できるか試してみます。

pre-edit後の和文原稿 DeepL英訳
アスナプレビル反復投与時におけるアスナプレビルの薬物動態を表2.3.1-1及び表2.3.1-2に要約する。 The pharmacokinetics of asunaprevir during repeated asunaprevir administration are summarized in Tables 2.3.1-1 and 2.3.1-2.

 

この企画はpre-editだけで納品可能レベルに近づけることができるかを検討する企画なので、post-editしたほうが速い部分もpre-editしています。

 

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