照会事項
既に多くの対訳を収録していますが、今日から「照会事項とその回答」についての追加対訳を作成し、イートモに収録します。
「照会事項とその回答」、特に「照会事項」の対訳をイートモ中から探すヒントとして、「ですか」、「ますか」などの疑問形で検索すれば照会事項に関連する対訳が抽出できます。ちょっと考えればわかりますね。
ですか→79対訳
ますか→112対訳
これらのイートモ対訳を元に和訳・英訳のトレーニングをして、脳内にイートモ対訳をインストールするのです。
実際に訳して、身に付けるのです。
翻訳スクールで説明を聞いているだけじゃ、医学翻訳フリーランスへは1ミリも近づかない。
[追記]
もうすぐ新年度ということで、翻訳スクールの受講生募集も活発になるのでしょうか。
医学翻訳を勉強することはよいことなのでしょうが、勉強のすぐ延長線上に稼げる医学翻訳フリーランスが待っているわけではありません。
スクールでの医学翻訳の勉強 → | 溝 | → 稼げる医学翻訳フリーランス |
上記のように、「溝」のようなものが中間にあります。
ほとんどの医学翻訳フリーランス志望者はこの「溝」にはまって脱落します。
医学翻訳フリーランスになったとしても、油断していると後戻りして「溝」にはまって撤退します。
スクールでの勉強だけでこの溝を埋めるのは無理です。
実務経験(製薬会社・研究機関・医学出版社等で仕事として医薬文書に向き合った十分な経験)がある人は「溝」を埋める上で有利です。
そういった実務経験がない場合は、イートモ等を使いながら実務経験と同じ経験を2~3年間ほど積む必要があります。ただし、その間、報酬が出るわけではないし、誰に管理・指導されるわけでもないので、自分を律する相当な覚悟が必要です。
有名な成長曲線に似たものですが、スクールテキストや翻訳参考書をもくもくと勉強すればいいというわけではありません。
お客さんにお金を払ってもらえるような質と量の訳文を作成することを意識しながらの努力が必要です。
以上、医学翻訳の分野ではだれも言わないけど、本当のことです。
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