カルシウム・リン積
透析用語集に以下の用語が出ています。
ちょっと気になったので少し調べてみました。
リンとカルシウムの掛け算して60未満を目指そうということです。
というのは、カルシウム・リン積が高くなると、血管の膜の中が石灰化するためです(要するに骨が出来る)。
血管の膜が石灰化すると動脈硬化の危険性が非常に高くなります。
おっさんは毎月1回血液検査をしています。
医師が気にするのはリン、カルシウム、カリウムです。
特に透析患者はこれらの物質が体内に蓄積する傾向があります。
リンとカルシウムに注意する必要があるのは血管石灰化、そして動脈硬化が怖いからなのでしょう。
ちなみに、おっさんの今月の血液検査なよると、カルシウム(8.8)×リン(4.0)=35.2と今のところ安全域のようです。
早速、ご自身の血液検査結果から算出してみましょう。
「カルシウム・リン積」の意味が分かっても、医学翻訳者には無意味です。
理屈がわかっても、それだけじゃ1円にもならない。
その訳語並びに前後の表現の仕方がわかって、訳出に取り掛かることができます。
良質な対訳が大量に脳内にインストールされていると、医者・研究者レベルの知識がなくても、訳し方のポイントがつかめるようになります。
「カルシウム・リン積」について作成した対訳を特別に紹介しましょう。
医者や研究者じゃないんだから、分厚い医学書を何冊もそろえて、広く深く勉強しても興味は長続きしません。
まずは自分の健康・病気に係るところ、あるいは仕事の需要の多い分野・文書タイプから攻めていくのがよいでしょう。
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