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2024年4月 6日 (土)

和文原稿のpre-edit事例-2

[和文原稿]

組入れ数は最大48例を計画し、うち合計25例の被験者を組み入れた。最初に、中等度の肝機能障害を有する17例を組み入れ、うち8例はGS-0938 300mgの投与及び9例はSOF 400mgの投与を行った。

 

[DeepLによる英訳]

A maximum of 48 subjects were planned for inclusion, of which a total of 25 subjects were included. Initially, 17 subjects with moderate hepatic dysfunction were included, 8 of whom received GS-0938 300 mg and 9 of whom received SOF 400 mg.

 

1番目のセンテンス。

「組入れ数は最大48例を計画し、うち合計25例の被験者を組み入れた。」

 

「計画した組入れ数」と「実際の組入れ数」は別情報ですので、センテンスを分けたほうがよいでしょう。

 

「組入れ数は最大48例を計画し、」→「計画された最大の組み入れ被験者数は48例であった。」

参考になる対訳を探すため、[最大 計画]でイートモ検索してみました。

20240406-140825

    

イートモの対訳をヒントにすれば、

"The planned maximum number of subjects to be enrolled was ..."

のような英訳が簡単に思いつきます。

 

さて、「うち合計25例の被験者を組み入れた。」についてですが、この文章の真の意味は「そのうち、本試験は合計25例の被験者で実施した。」ということです。

そもそも、

組入れ数は最大48例を計画し、うち合計25例の被験者を組み入れた。」

と、ワンセンテンスに「組み入れ」が二つ入ってることから、情報がねじれていることがわかります。

 

2番目のセンテンス。

「最初に、中等度の肝機能障害を有する17例を組み入れ、うち8例はGS-0938 300mgの投与及び9例はSOF 400mgの投与を行った。」

またまた「組み入れ」と記述されていますが、その記述は不要です。

 

このセンテンスの中心的な情報は

「中等度の肝機能障害の被験者をGS-0938 300mgの投与又はSOF 400mgの投与に割り付けた」

ということです。

 

よって、上記の骨格に枝葉をつければ以下のようになります。

「最初に中等度の肝機能障害のある被験者17例をGS-0938 300mgの投与(8例)又はSOF 400mgの投与(9例)に割り付けた。」

 

以上を踏まえて、以下のようにpre-editしました。

「計画された最大の組み入れ被験者数は48例であった。そのうち、本試験は合計25例の被験者で実施した。最初に中等度の肝機能障害のある被験者17例をGS-0938 300mgの投与(8例)又はSOF 400mgの投与(9例)に割り付けた。」

再び、DeepLに英訳させました。

The planned maximum number of subjects to be included was 48. Of those, the study was conducted with a total of 25 subjects. Initially, 17 subjects with moderate hepatic dysfunction were assigned to receive GS-0938 300 mg (8 subjects) or SOF 400 mg (9 subjects).

 

まずまずの出来になりました。

 

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