安易に医学翻訳者を目指さない
2022年の中頃に始めた「メディカル英訳トレーニング」。
約半年で574課題になりました。
結構なボリュームで、市販の参考書にも劣らない内容となってきました。
でも、医学・薬学に特有の用語・表現のうち極一部にすぎません。
医学翻訳のプロになるには、これよりもはるかに膨大な量の用語・表現を日英両方で知っておくか、手元に用意しておく必要があります。
それ以前に、医薬の文書を読解して、英文が載りやすいように読み替え(脳内pre-edit)するスキルを鍛えなければなりません。
生半可な覚悟では医学翻訳で稼げるようになるのは絶対に無理です。
「メディカル英訳トレーニング」、すなわちイートモは読み替え(脳内pre-edit)をしなくても済むように作成されています。「メディカル英訳トレーニング」をやってみて手ごたえを感じなければ、稼げるメディカル英訳者になれる見込みはありません。
何とかジャーナル、翻訳スクールの宣伝、医学翻訳宣伝ブログの甘い誘惑に乗らないように注意してください。
ちょっと英語が得意だとか、医薬の文書を扱ったことがあるとか、翻訳スクールの添削でほめられたとか、そんな理由で医学翻訳フリーランスを目指すと、私のように痛い目を見ます。
辛い医学翻訳の仕事で稼がなくてもいいじゃない。
虐待しているわけではありません(正面を向かせようとしているのです)。